〇パソコン及びWi-Fiルーターの無償貸与について

 

松戸市では、オンライン学習の推進にむけて、家庭にパソコンやインターネット環境が整っていない児童生徒に対し「学校用パソコン及びWi-Fiルーター」を無償貸与します。

 

現在、貸与にむけて各家庭に「家庭学習用情報端末等貸与申請書(添付)」を配布しております。

 

 

本来であれば「子どもに1人1台のパソコン等の端末がない全ての世帯に対してパソコンを無償貸与」すべきですし、「定額制のインターネット環境がない全ての世帯に対してWi-Fiルーターを無償貸与」すべきです。しかしながら貸与できるパソコン台数が現時点で松戸市には「2600台」しかないことことから優先順位をつけて貸与せざるを得ない状況です(Wi-Fiルーターについては松戸市が何台貸与できるのかは未確認)。

 

具体的には「申請書」にも書かれていますが「パソコンがなくて、定額制・従量制問わずインターネット環境がない世帯」や「高学年」を優先することが書かれています。つまり「①パソコンがあって、従量制インターネット環境(定額制ではないインターネット環境)がある世帯」「②パソコンがなくて、従量制インターネット環境(定額制ではないインターネット環境)ある世帯」等は優先されませんのでご留意ください。

 

〇必要に応じたパソコン数とWi-Fiルーター数を早期に確保し、必要な家庭に無償貸与すべき

 

市内の小中学生は約36000人おり、2600台のパソコンと何台あるか不明なWi-Fiルーターで充足するのか、今回の申請の結果を見てみないとわかりませんが、恐らく足りないことが想定されます。また上述で①②のご家庭は貸与されない可能性が高い状況です。松戸市はこのような世帯数を調査・把握した上で、必要に応じたパソコン数とWi-Fiルーター数を早期に確保し、無償貸与すべきです。なお1人1台のパソコン購入及びWi-Fiルーター費については、国からの補助制度を活用することが出来ます※1(県も財源的な支援をすべき※2)。

 

〇「オンライン授業を含めたオンライン学習」はいつから始まるのか

 

以上のように、当面の間、松戸市の小中学校では1人1台のパソコン環境等が整わないことから、これまで通り各学校において「オンライン授業を含めたオンライン学習※3」を積極的に推進することは出来ません。ですので、6月からの分散登校での登校した日の学校での学習に加え、分散登校しない日にはこれまでの休校通り教科書や課題プリントを活用した予習を含めた自宅学習が行われるものと思われます(予習範囲を含めた自宅学習については賛否両論あり)。

 

「分散登校期間中における登校しない日」や「第2波による休校期間中」等において「オンライン授業を含めたオンライン学習」が早期に積極的に推進できるように、1人1台のパソコン環境等の整備を、引き続き市に求めてまいります。

 

※1 文科省(4月7日)「令和2年度補正予算案への対応について」https://www.mext.go.jp/content/20200408-mxt_jogai02-000003278_412.pdf (該当資料を添付)

 

 

※2 「都、オンライン学習に使用するパソコンの貸し出しや通信費の支援へ」https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12595178875.html

 

※3 松戸市は政策実現フォーラムの質問に対して「1人1台のタブレットの環境を整え、双方向での授業が実現できるように検討している」と回答しています。質問書はコチラ⇒https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12598233491.html