松戸市教育長がGW前後に各家庭に配布した手紙「2つ、お願いします」には「家庭での予習を前提とした授業を行う」と見解を示していました。詳細はコチラ⇒https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12597101318.html

 

2ヶ月間休校(年間の1/6)になり、学校再開しても分散登校により授業コマ数が限定的で、且つ、今後においても第2波により更なる休校の懸念があります。

 

このような状況のなかで、今年度に予定していた学習範囲を、減少した授業時間で全てこなそうとするとかなりの駆け足になります。駆け足になる不足分を家庭での予習で補おうという、教育長の考えが手紙「2つ、お願いします」に現れたものと思います。かなりのご家庭への負担になると思われるなか、ご家庭によっては予習をこなせないケースが心配されます。

 

そんななか、5月15日に文部科学省が「新型コロナウイルスの影響による休校で遅れた児童生徒の学習を取り戻すため、最終学年以外では学習内容の一部を次年度以降に繰り越すことを特例で認める方針を決めた」と朝日新聞※が報じました。

 

この文科省の通知により、松戸市においても今年度中に予定していた学習範囲を全て修了させる必要がなくなりますので「家庭での予習を前提とした授業※2」を行う必要性は大きく緩和されたと思われます。

 

一方で、文科省は「小学6年生・中学3年生については、年度内に学習を終えられるよう求める」としていますので、これらの学年については、予習を前提としたとした授業を行う必要性は依然として残ると思われます。様々な事情により予習することが困難な子どもたちが、学校において置いてけぼりにならないように、最大限の配慮がされるよう、市に働きかけてまいります。

 

※ 朝日新聞(5月15日)「文科省、学習内容の一部繰り越し容認へ 最終学年以外で」https://digital.asahi.com/articles/ASN5H3QZ7N5HUTIL00C.html