東京都は、休校がさらに長期化することから、小中学校でオンライン学習に使用する「パソコンの貸し出しや通信費を支援すること」を発表※1しました。「パソコンの貸し出しや通信費の支援」は、広島県もすでに着手しています※2。インターネット環境やパソコンがない等の配慮が必要なご家庭を対象に「パソコンの貸し出しや通信費の支援を行うこと」はとても大切な取り組みだと思います。

 

配慮が必要なご家庭に対して「パソコンの貸し出しや通信費の支援」を行うことにより、下記のメニュー等を導入することが可能になります。

 

①担任教諭によるリアルタイムの遠隔授業

②担任教諭による録画授業の提供

③ファイル共有機能を使った担任教諭による課題の提供

④ファイル共有機能を使った担任教諭によるテストの採点

⑤会議システムを活用した担任教諭によるホームルームの実施

⑥会議システムを活用した担任教諭による個別面談の実施

⑦担任教諭が在宅勤務で①~⑥が可能になる

 

一方で、千葉県による市町村への支援は「(ア)YouTubeに投稿した学習コンテンツの提供※3」や「(イ)千葉県教育委員会が作成した授業をチバテレビに放送する※4」としており一定の評価はするものの、「パソコンの貸し出しや通信費の支援を行わない」ことは極めて残念です。

 

配慮が必要なご家庭に対して「パソコンの貸し出しや通信費の支援を行わない」ことで、学校現場では上記①~⑦や(ア)を積極的に展開することが出来ない状況に陥っています。柏市等の一部の自治体は、千葉県からの支援が遅れていることから、自主的に「パソコンの貸し出しや通信費の支援」を行い※5、オンライン授業を推進していますが、松戸市をはじめ多くの自治体では取り組みが遅れています。

 

関根ジローは所属する市議会会派「政策実現フォーラム」として市長に対して、再三に渡り「オンライン授業の充実」を求めていますが※6、市長の対応が遅れているため、改めて要望するとともに、安藤じゅん子・千葉県議会議員と連携して県に対しても都や広島県と同様に「パソコンの貸し出しや通信費を支援」するように求めます。

 

※1 時事ドットコム(5月5日)「東京都、協力金を追加支給へ 外出自粛、休業要請延長」https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050500397&g=pol

 

※2 「広島県全県でオンライン学習環境整備へ」https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12594716933.html

 

※3 千葉県教育委員会「新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業期間における学習支援について」https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2019/gakushien.html

 

※4 チバテレ「千葉県教委 授業動画作成し家庭学習支援」https://www.chiba-tv.com/plus/detail/20200434362

 

※5 東京新聞(5月6日)「ネット接続で在宅学習 ルーターなど無料貸し出し 柏市教委12日から」https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/202005/CK2020050602000137.html

 

※6 「『休校延長(登校日なし)を早期に決断すること』等を求める要望書」https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12592103789.html