4月25日のテレビ朝日「サタデーステーション」において、「新型コロナウイルス感染者であり松戸市在住者で20代一人暮らしの自宅療養している男性」のインタビューが放送されました。男性は「食糧や飲料の蓄えがなくなったら外に買い出しせざるを得ない状況」とインタビューに応えたことで、千葉県により自宅療養者に対する支援が疎かになっていることが浮き彫りになりました。

 

この問題について、4月30日に開催された千葉県議会・臨時議会において安藤じゅん子・千葉県議会議員が本会議の質問で下記のように取り上げました。

 

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入院療養を自宅などで待つ軽症者等が病院や宿泊施設等へ移っていただくまでの間、自宅待機者に対する支援を、どうしていくのか、について。

奈良県天理市では、県から感染者情報が提供されない状況において、申出制で買い物代行を行う支援を今月20日にスタートしており、東京都足立区では、区が感染者情報を有しているので、感染拡大防止策として食品等の郵送による支援を実施しています。

これは、患者ご自身の負担軽減のみならず、地域住民の安心・安全につながる支援事業です。

県として自宅待機者に対する支援はどうなっているか。行っていないとしたら、患者の居住する自治体に支援を依頼し、財政負担を行うべきと考えるがどうか。

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答弁は下記でした。

 

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入院調整中の者については、保健所が健康状態の把握を行っているところですが、今後は、できるだけ早期に入院治療や既に確保しているホテルでの療養に繋げていきたいと考えています。

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この答えでは答弁になっていないと思います。県は誠実に質問に答えるべきです。明確な答弁はありませんが、どうやら県は「自宅療養者に対する生活必需品の支援は考えていなさそうだ」ということはわかりました。

 

このような県の姿勢は批判されるべきです。現状を改善すべく、松戸市長に対して「必要な家庭に対して生活必需品の支援を行うように県に要望すること」等を求めてまいります。