千葉県は4月13日から特措法に基づき、ネットカフェに対しても休業の要請を行いました。ネットカフェ休業に伴って、ネットカフェで生活をしていた人たちの行き場がなくなり、ネットカフェ難民になってしまうことが想定されることから、県では一時的な避難先を提供しています⇒https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/netcafe-covid19.html

 

一時避難先を設けたことは評価するものの、この避難先の所在地が市原市内の八幡宿駅から徒歩20分の千葉県消防学校のみとなっていることは問題だと思います。ネットカフェ難民は都近隣市に多いと思われるので、東葛・総武エリアにも避難先確保すべきだったのではないでしょうか。

 

この点、安藤じゅん子・千葉県議会議員と連携して県に要望したところ、下記の回答でした。

 

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ネットカフェ難民対策について、西部防災センター※には宿泊できる施設がなことから、利用は考えていません。

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この回答にはビックリしました。

「都隣接市に宿泊施設を確保できないか」という趣旨で質問したにも関わらず「公立施設では宿泊施設ないからムリ」というのは質問に答えていません。安藤県議を通して、県に誠実に回答することを求めています。

 

この問題は極めて重要です。休業要請を受けていながら「感染症対策に万全を尽くしている」等の理由で一部のネットカフェが営業を継続している実態があるのですが、今後の状況次第では休業せざるを得なくなるかもしれないし、その場合には大勢のネットカフェ難民が路頭に迷うことになります。

 

都近隣市のネットカフェ難民が、市原の消防学校まで行くには距離的・交通費的なハードルがあることから、県は早期に都近隣市にも一時避難先を確保すべきです。

 

なお「就労や生活費にお困りの場合」や「住まい等に関する相談」については、休業前に宿泊していた場所を所管する市町村の生活困窮窓口等と県が連携して支援することになります。松戸市の相談窓口はコチラになります→

https://www.city.matsudo.chiba.jp/kenko_fukushi/seikatsushien/seikatsukonkyuusha/seikatukonkyusha.html
 



※ 「西部防災センター」http://www.bousai-chiba.jp/