4月24日、関根ジローが所属する政策実現フォーラムとして市長宛に「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から『民間施設の管理者に対して喫煙室や喫煙所を閉鎖することを検討するように依頼すること』等を求める要望書を提出しました。

 

要望書は下記の通りです。

 

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新型コロナウイルス感染症対策にご尽力くださり感謝しております。

 

国内感染者数の増加を受け、4月7日に発出された緊急事態宣言は全国に拡大されました。松戸市の感染状況については、ヤマト運輸の集荷場、介護老人保健施設でクラスター(集団感染)が発生し、4月23日現在98人の感染が確認されており、4月以降に急増しています。人口当たりの感染率は、東京都と同じぐらいの割合になり大変危機的な状況になっています。

 

政府は新型コロナウイルスが集団感染(クラスター)しやすい条件である「3密」(①密閉空間②密集空間③密接場面)を避けるように注意喚起をおこなっています。しかしながら、4月に改正健康増進法が全面施行されたことにより、タバコを吸える場所が少なくなった喫煙者が、喫煙室や喫煙所に集まっている実態があると指摘がされています。喫煙室や喫煙所に感染者がいれば、そこから感染が広がっていく危険性があります。実際に喫煙室で感染したのではないかと推測される事例が福井県で発生したことも報道されました。このことから、本市おいては市有施設における喫煙所については既に閉鎖する等の対策が講じられていると聞き及んでおります。一方で、民間施設における喫煙室や喫煙所の使用の可否については、当該管理者が判断するものではありますが、「行政からの積極的な注意喚起を行ってほしい」という声が社会的に高まっています。

 

また、「喫煙歴が重症化する要因である」との研究結果が多数発表されており、「受動喫煙についても呼吸器感染症に対する免疫機能に悪影響を与えるため重症化リスクが高まる可能性ある」と指摘されています。

 

以上のことから下記の通り、ご対応頂きますよう要望します。

 

 

1.喫煙室や喫煙所を設置している民間施設の管理者に対し「喫煙所は感染リスクが高い『3密』であること」や「喫煙歴が重症化する要因である」ことを注意喚起すること。また、「感染拡大防止の観点から閉鎖すること」を検討するように依頼すること。

 

2. 「受動喫煙についても呼吸器感染症に対する免疫機能に悪影響を与えるため重症化リスクが高まる可能性ある」ことを広く市民に注意喚起するともに、松戸市安全で快適なまちづくり条例第9条※3が徹底されるよう指導監視員によるパトロールの強化を図ること。

 

3. 4月1日から健康増進法改正により屋内喫煙が原則禁止になったところだが、法令違反の店舗が散見されていることから、県と連携し当該店舗に対して適切な対処をすること。

 

以上

 

※1 読売新聞(4月16日)「『マスク外し密集状態』指定喫煙所、存続か閉鎖か…分かれる対応」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200416-OYT1T50117/

 

※2 毎日新聞(4月18日)「今こそ禁煙が重要な理由」https://mainichi.jp/articles/20200418/ddm/013/040/025000c

 

※3 「松戸市全域の公共の場所において歩行中(自転車乗車中を含む)の喫煙をしないよう努めなければならない。また、重点推進地区の公共の場所(市長が指定した場所を除く)においては、喫煙をしてはならない」