松戸市においては新型コロナウイルス感染症対策により市立小中高校が休校になっており、県立高校も休校となっています。休校中は学校から課題が郵送等され、自宅での学習をしていることと思われます。

 

そんななかで、「自宅学習の扱い」について文科省が通知を出したと時事通信(4月10日)が報じました。報道を一部転載します。

 

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「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校の長期化を踏まえ、文部科学省は10日、登校できない児童生徒の家庭学習について、授業と同じく学習評価に反映できるとした通知を都道府県教育委員会などに出した」と報じています。詳細は→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00000064-jij-soci

 

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この通知をうけて、疑問が2つあります。

 

1.松戸市は、自宅学習について成績評価する?しない?

 

文科省の通知をうけて「自宅学習の範囲については、学校再開後の授業で扱う?扱わない?」や「自宅学習について成績評価する?しない?」について、松戸市教育委員会の見解を確認したいと思います。

 

「自宅学習した範囲を学校で扱わない」となると「家庭に学習が委ねられてしまう」という問題があるし、一方で「自宅学習した範囲を含めて、学校再開後に授業で扱う」となると「教育課程が完了しない可能性が高くなる」という問題があります。

 

2.受験範囲はどうなるの?

 

大学・高校・中学の受験範囲はどうなるんでしょうか。自宅学習の方法として文科省は「学校のプリントをはじめ、テレビ放送やパソコン、タブレット端末などの活用」を挙げています。松戸市においてはオンライン授業は未導入※のため、主にプリント等を活用した自宅学習が進められており、学校現場の先生方は大変なご尽力をくださっています。

 

しかしながら、首都圏の公立私立学校では、欧米のようなオンライン授業が導入され、教員から「リアルタイム等で指導」をうけたり「学習進捗の管理」をしてもらえる等の環境整備がされている学校は少なくありません。このような環境整備の差により「学習の進捗に格差が生じるのではないか」と危惧しています。また、学校再開になる学校と、休校延長になる学校によっても「学習の進捗に格差が生じる可能性がある」と思われます。

 

このような状況のなかで、大学・高校・中学の受験範囲をどうしていくのか、受験学年の学生・その保護者・教師等にとっては大きな問題となりますので、立憲民主党の国会議員にお願いして国会で議論をしてもらいたいと思います。

 

※関根ジローはICTを活用した学習環境の整備を推進しています→https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12587043471.html