4月6日、松戸市教育委員会が保護者に対して「市立小中学校における新学期対応の一部見直し」に関する書類(添付)を配布しました。「一部見直しされた内容」「見直しされなかった内容」「疑問点」は下記の通りです。引き続き、市に「入学式の延期」「13日以降は完全休校に見直し」を求めてまいります。

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1.一部見直しされた内容

①4月7日~10日について「登校日は設けない」※1。それに併せて、給食の提供も中止。

※1 ただし学校によっては1日程度の指導日を設ける場合がある

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2.見直しされなかった内容

①入学式の実施(小学校4月9日、中学校4月8日)

②4月13日以降の分散登校日※2

③部活の実施※3

※2 市ホームページに「学校の学習計画のもと、3月の休校中における未履修についての補習及び解説等から進めていきます」と記載があり、事実上の学校再開になっている。

※3 市は「中学生の運動機会の確保として平日や土日の部活動は行う場合があります」としている。詳細は→ https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12586923795.html

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3.疑問点

①今回の一部変更理由は「4月3日に松戸市内での新型コロナウイルス感染者(ヤマト運輸)が判明したこと」をうけたものと記載がある。その後、5日には同事業所の従業員及び従業員の家族6名も感染していることが判明したことで、クラスターが生じたことが明らかになった。このクラスター発生を踏まえた一部変更なのか。踏まえていないのであれば、再度、見直す必要があるのではないか。

②4月3日に松戸市内での新型コロナウイルス感染者(ヤマト運輸)が判明したことをうけて、4月7日~10日について「登校日は設けない」ものの、「入学式」や「4月13日以降の分散登校」が可能と判断した理由は。

③文部科学省が策定した「学校再開ガイドライン」において、「感染拡大警戒区域」では首長が臨時休校を教育委員会に要請することが出来るとしている。「入学式」や「4月13日以降の分散登校」を行うとする教育委員会に対して、本郷谷市長は「休校の要請」を行ったのか※4。

④4月3日の本郷谷市長メッセージにおいて「ICTを活用した学びの機会を設ける※5」ことを表明していたにも関わらず、「4月13日以降の分散登校」による授業を行うことは、市長メッセージと矛盾していないか。

⑤緊急事態宣言が出された場合には「入学式」や「4月13日以降の分散登校」が再度見直しになるのか。

⑥4月7日~10日について「登校日は設けない」に見直ししたことにより、給食が中止になったが、給食業者等へのフォローはなされるのか。

⑦要保護・準要保護世帯は学校給食費が補助対象であることから、給食が提供されなかった日数分を補償する等の配慮をするのか。

※4 本郷谷市長は4月3日に「松戸市内において感染拡大が起きてもおかしくない、大変危険な状況」と危機感を表明し、松戸市も「感染拡大警戒区域」に当たるという認識を示している。詳細は→ https://www.city.matsudo.chiba.jp/kenko_fukushi/kansenshou/2019ncov.html

※5 熊本市では4月3日時点で「5月6日まで完全休校を実施し、休校中には全ての小中学校でオンライン授業を行う。自宅にWi-Fi環境や端末がない場合には、LETタブレットを貸し出す」ことを表明している。詳細は→ https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12587043471.html