大阪府北部地震で高槻市の小学4年生が通学時に倒壊した学校のブロック塀の下敷きになって死亡した問題を受けて、松戸市長・教育長に対して関根ジローが所属する政策実行フォーラムとして下記の通りの緊急要望を提出しました。

 

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「学校施設におけるブロック塀等の外壁」及び「通学路におけるブロック塀等」の安全点検等の実施を求める緊急要望

 

2018年6月18日、大阪北部を中心した震度6弱の揺れを観測した地震で、死者4名、300人以上が負傷しました。亡くなられた4名のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げます。

 

19日には「林芳正文部科学相が記者会見で、全国の小中学校のブロック塀の緊急点検を各教育委員会などに求める」ことが報道されています。

 

千葉県においては、6月16日、震度4の揺れが起きるなど地震が相次いでいます。政府の地震調査委員会によると、千葉県の沖合では岩盤の境目がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が起きており、気象庁は引き続き地震に注意を呼びかけています。

 

このような状況において、下記の通り対策を講じて頂きますよう緊急要望致します。

 

 

1.公立学校施設(保育所・小・中・高校)におけるブロック塀等の点検を、各関係団体と協力のうえ早急に実施されたい。また、民間学校施設に対しても点検を実施するよう働きかけを実施されたい。

 

2.小学校通学路におけるブロック塀等の安全点検を、各関係団体と協力のうえ早急に実施されたい。また、通学路に留まらずゾーン30等の面的エリアにおけるブロック塀等の安全点検実施を検討されたい。

 

3.安全点検の結果を速やかに保護者等に公表されたい。また、国・県に対して必要に応じて支援を求めながら安全対策を講じられたい。民有地における危ないブロック塀の安全対策を検討するにあたっては、岐阜県大垣市の生け垣設置補助事業や、静岡県静岡市のブロック塀撤去補助事業等の先進事例についても参考とされたい。

 

4.学校現場においてブロック塀の危険性を含めた防災教育を再度徹底されたい。また、静岡県掛川市立千浜小学校では地域と子どもたちが協力し、危ないブロック塀の把握を含めた防災マップ作成を行っており、このような取り組みも参考とされたい。

 

以上