関根ジローが発起人・事務局を務めるカラーユニバーサルデザイン推進ネットワーク(下記、CUDNと呼ぶ)では、「超党派議員」「NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構と関連団体」「学生」が協力して、消防職員の採用時における色覚検査実態調査し、その合理性を問題提起する取り組みと、色弱者(眼科学会では色覚異常者)にとっても色の識別がしやすくなったチョーク(色覚チョーク)を全国の学校に普及させる取り組みを行っています。詳細はコチラをご覧ください→ https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180315-00010000-seijiyama-pol

「消防採用時における色覚検査の在り方」について、CUDN顧問の大西健介衆議院議員の予算委員会での質問をきっかけに、現在総務省で「実態調査」及び「総務省としての見解を検討中」です。詳細はコチラをご覧ください→ https://youtu.be/5UV6tOsk53g

昨日、大西議員とCUDN事務局で総務省(小倉まさのぶ総務大臣政務官)に要望書(下記に要望書を転記)を提出してきました。

小倉政務官から「大変に意味のある問題提起を頂いた、総務省としても色覚を理由として過度な就職規制が行われないような方向性で、見解を練り、全国に通知したい」との発言がありました。

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消防職員採用時における色覚検査の見直しを求める要望書

私たちカラーユニバーサルデザイン推進ネットワーク(下記、CUDNと表記)は、「全国の超党派議員・NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構・学生」が協力し、全国の消防本部における色覚検査の実施状況調査を調査・公表をおこなっている団体です。

平成30年2月8日の予算委員会において大西健介衆議院議員が「消防職員採用時おける色覚検査の在り方」について質問し、野田総務大臣より「消防庁として一定の考え方を示すなど、対応を検討するように指示を出した」と答弁がありました。

CUDNは、これまでに36都道府県532消防本部における職員採用時の色覚検査実施状況を調査しましたところ、48.2%の消防本部が「色覚が採用に影響されない」と答え、且つその理由について「色弱があっても消防業務に支障がない」と回答しています。また「色覚が採用に影響する」と答えた理由をCUDNで分析したところ「合理的であるかは疑わしく、カラーユニバーサルデザイン推進をはじめとした職場環境整備・配慮で解決できる可能性が高い」ことが明らかになりました(添付します)。

そこで、現在、消防庁が検討している消防職員採用時における色覚検査の在り方について、下記のとおり要望します。


1.カラーユニバーサルデザインをはじめとした職場環境整備・配慮を推進することを、全国の消防本部に通知すること

2.消防職員採用時において色覚検査を実施する理由(色弱者を排除する理由)を精査し、その結果を全国の消防で共有すると共に(その結果を公表すると共に)、理由の合理性を説明できない時、色覚検査を実施している消防本部に対し色覚検査の廃止を通知すること


以上