■文科省の発表について

 

平成28年11月10日(良いトイレの日)に、文部科学省が「公立小中学校施設のトイレの状況調査の結果」について公表し、平成28年4月1日現在の都道府県別の公立小中学校トイレの洋式化率を明らかにしました(※) 。しかしながら調査対象は、公立小中学校に限定され、都道府県立高校トイレは調査されませんでした。

 

■超党派「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」による調査について

 

そこで、超党派「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」では各都道府県に調査依頼を行い、すべてから回答を得ました(宮城県は未回答)。なお、調査項目は、文科省が公立小中学校トイレにおいて調査した項目と同一のものです。

 

■調査結果について

 

全国約3300校の都道府県立高校の洋式化率の平均は、35.8%という結果でした。洋式化率が最も高かった岐阜県(62.4%)と、最も低かった愛媛県(18.6%)とでは約44ポイントと大きな格差が生じていることが明らかになりました(添付参照)。

 

■「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」は3つの理由から学校トイレの洋式化を強力に推進しています。

 

1.子どもが健康的に喜んで使える

2.災害避難時に高齢者・障がい者が使いやすい

3.和式トイレよりも衛生的、しかも節水で環境にも財政にもやさしい

 

(※)文部科学省「公立小中学校施設のトイレの状況調査の結果について」http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/11/1379078.htm(平成28年11月10日)