「全国の超党派地方議員」×「NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構」×「学生」が協働する「カラーユニバーサルデザイン推進ネットワーク」の取り組みについて、みずほ情報総研・日本福祉大学の藤森克彦先生から下記の講評を頂きました。

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消防職員の採用時における色覚検査は必要なのか。

カラーユニバーサルデザイン推進議員ネットワークでは、色覚調査の実態を調査し、その必要性について問題提起をしている。

具体的には、千葉県内で調査した 31 自治体のうち、約6割の自治体が消防職員の採用時に色覚検査を実施している一方で、4割の自治体は実施していない。実施自治体の主たる理由は、信号機の識別があげられている。

これに対して、実施していない自治体では、色覚異常があっても大半は業務上の支障はないことなどをあげている。

実態を調査した上で、その必要性について問題提起している点を高く評価したい。

多くの住民を巻き込みながら、根拠に基づく議論をさらに深めてほしい。