関根ジローが議会で提案しておりました(議会質問の議事録を転載します)、こども読書通帳が松戸市で昨年5月から始まっております。もうすぐ事業開始一年が経ちますので、具体的な成果や改善点を松戸市に確認してまいります。

●こども読書通帳とは?
こども読書通帳は、読書の記録を貯めるものです。記録が貯まると、自分が今までどんな本を読んでいるかが分かります。通帳が本を読んだ時の感動や思い出となります。読書通帳を作って、さまざまな本の世界に出会ってみませんか。

詳細は⇒http://www.city.matsudo.chiba.jp/smph/library/kodomo/kodomotsuuchou.html

******************
******************

<平成26年12月議会の議事録を転載>

■質問:関根ジロー

図書館について、読書通帳の導入について、お伺いします。
読んだ本を通帳に記録していく読書通帳を、長野県佐久市を初め、全国の自治体で導入する動きが広がっております。
読書通帳は、いつ、どんな本を読んだか記録に残すことで、読書意欲を高めてもらうことが狙いとのことです。読書通帳の導入について、松戸市のお考えをお聞かせください。

■答弁:松戸市生涯学習本部長

図書館についての読書通帳の導入について、御答弁いたします。
関根ジロー議員御案内の長野県佐久市立図書館が、平成26年7月に、全国で8館目に導入した読書通帳とは、借りた本の書名と借りた年月日とを機械で印字し、自分の読書歴の記録を通帳という形で残すことができるものでございます。
また、機械による印字ではなく、借りた本の記録をシール印刷し、読書通帳に張っていく方法や、自分で記入していく方法を採用しているところもございます。
千葉県内では、銚子市公正図書館が、平成25年12月に、読書手帳という名前でスタートさせ、平成26年7月には、市原市、千葉市、東金市の市立図書館でそれぞれスタートしております。
千葉市中央図書館では、魔法の読書ノートという名称で、市内の小中学校1年生から3年生を対象に配布し、読書の記録だけではなく、読んだ感想なども自分で記録して、家族や友人、学校の先生等に披露するなど、親子の触れ合いや家庭における読書の推進を図っております。
そのほかに、市原市、また東金市立図書館などで、希望する市民の方に配布しております。
主に、児童を対象とするこれらの読書通帳により、読んだ本が通帳に記録されていくことを通じて達成感を感じ、読書への意欲の向上につながることが期待されます。
また、司書等が読書傾向の偏りなどを個別にアドバイスすることによって、読む分野を広げ、視野を広げる役割を果たし、読書の質の向上や児童の主体的な読書への支援等についても期待されるところでございます。
本市といたしましても、読書通帳は児童の貸し出し促進だけでなく、子どもたちが読書の楽しみを知り、生涯にわたって読書習慣を身につけられる契機にもなるものであると認識しておりますので、研究してまいりたいと存じます。
以上、御答弁といたします。

<平成27年6月議会の議事録を転載>

■要望:関根ジロー
図書行政について。こちらについても要望いたします。読書通帳とは借りた本の書名と借りた日時を機械で印字し、自分の読書履歴の記録を通帳という形で残すことができるものです。昨年12月定例会において、読書通帳導入に向けて提案をいたしましたが、その答弁は、読書通帳は児童の貸し出し促進だけでなく、子どもたちが読書の楽しみを知り、生涯にわたって読書習慣を身につけられる契機になるものであると認識しておりますので、先進市である銚子市や千葉市などを参考にして研究してまいりたいと存じますと御答弁をいただきました。この答弁の中で触れられた千葉市の先進事例について、こちらも先日安藤じゅん子千葉県議と視察してまいりました。千葉市では、読んだ本の記録ができるまほうの読書ノートを作成し、市内の小学校と特別支援学校に通う1年生から3年生全員に配付をしております。事業費は221万円です。配付の目的は、子どもたちが本を読んだときに感じたことなどを記録し、家族や友達、学校の先生など周囲の人に披露することで読書の楽しさやすばらしさを感じ、本を読むきっかけとなるよう作成したもので、これにより親子の触れ合いや家庭での読書の推進を図る目的です。事業の成果として、まほうの読書ノート配付後の児童書貸し出し冊数が前年比10%増になったとのことです。また、事業実施後に児童及び保護者にアンケート調査を実施したところ、本取り組みを評価する声が多かったとのことです。このように成果が出ていることから、千葉市はことしも夏休み直前にまほうの読書ノートを配付するとのことです。このように読書通帳の一種であるまほうの読書ノートは千葉市で着実に効果を上げております。改めて松戸市においても早期にまほうの読書ノート方式を含めた読書通帳の導入をいただきますよう要望いたします。