火事の例え「分かりにくい」=安倍首相の法案説明、自民からも批判(時事ドットコムより転載)

安倍晋三首相がテレビ番組で安全保障関連法案の説明をした際に「隣家の火事」の例えを持ち出したことをめぐり、22日の自民党総務会で出席議員から「分かりにくい」などと批判する声が上がった。野党側も首相の姿勢を問題視しており、同法案の参院審議で論議を呼びそうだ。

総務会で出席者の一人は「例え話を使わず論破していく方が分かりやすい。聞いていてすっきりしない」と発言。別の議員は、政府が集団的自衛権行使の事例とするホルムズ海峡での機雷掃海について、「(核問題の合意が成立した)今のイラン情勢を見ていると、おとといの話をしているみたいだ」と指摘した。

また、民主党の榛葉賀津也参院国対委員長も同日の記者会見で、「火事に例えたり、不良仲間から襲われる例を出したり、余計に分からなくなっている。現場の自衛官に失礼だ」と述べた。 (2015/07/22-18:59)