5月17日、米海兵隊オスプレイが米ハワイ州・オアフ島で訓練中に着陸に失敗し、2名死亡・20名が病院搬送された大事故が発生しました。改めて安全性が疑問視されている、オスプレイが日本の空を飛ぶ資格があるのか問われています。

このオスプレイの問題について、昨年12月松戸市議会におきまして「 陸上自衛隊木更津駐屯地をオスプレイの整備拠点としないよう求める意見書 」が提出され、関根ジローは賛成したものの、残念ながら反対多数で否決されています。

安全性が疑問視されているオスプレイ配備への「賛成」は市民の理解が得られないと確信します。

下記が意見書です。


【陸上自衛隊木更津駐屯地をオスプレイの整備拠点としないよう求める意見書】

 防衛省北関東防衛局は、千葉県及び木更津市に対し、陸上自衛隊木更津駐屯地を新型輸送機オスプレイの整備拠点とする方針を説明した。

 同省の説明では、平成29年頃から沖縄米軍海兵隊オスプレイ24機の定期機体整備を行うとともに、36年度からは陸上自衛隊が導入予定のオスプレイ17機についても整備を開始するとしている。

 言うまでもなくオスプレイは、機体の重さに比べプロペラが小さく、揚力が小さいことから回転数を上げて飛行・離着陸するため、大騒音は避けられない。加えて、飛行機とヘリコプターの機能をあわせ持つ構造上、水平飛行への移行時の不安定性が指摘されている。また、エンジン停止の緊急時、墜落防止のための「自動回転」(オートローテーション)機能がなく、日本では飛行を禁じられている航空機である。

 このような危険で大騒音のオスプレイが、松戸市の上空を往来しないという保障はどこにもなく、いつ落ちるかわからない危険で大騒音のオスプレイの飛行を認めることはできない。

 よって、本市議会は国に対し、陸上自衛隊木更津駐屯地をオスプレイの整備拠点としないよう強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。



<意見書に賛成した議員>

○民主党
関根ジロー

○無所属
中田京

○社民・無所属クラブ
二階堂剛
DELI
増田薫

○日本共産党
宇津野史行
高橋妙子
平田きよみ
山口正子
高木健



<意見書に反対した議員>

○市民力
山中啓之
谷口薫
原裕二

○公明党
城所正美
石川龍之
鈴木智明
松尾尚
岩瀬麻理
高橋伸之
伊東英一
飯箸公明
織原正幸
諸角由美


○松政クラブ
杉山由祥
石井勇
大谷茂範
鈴木大介
木村みね子
張替勝雄
田居照康
平林俊彦
小沢暁民

○市民クラブ
末松裕人
深山能一
渋谷剛士
市川恵一
岩堀研嗣
山口栄作
中川英孝 

○清松会
大橋博
箕輪信矢
大塚健児

○無所属
桜井修三

※会派は昨年12月議会時点
※敬称略