私は民主党の市議会議員ですが、松戸市議会議員の全44名のうち、22名が無所属議員です(2010年改選時)。
22名が無所属でありますが、実態としてはこのうち殆どの議員は自民党籍を有するか、自民党の友好議員です。

一方でそれ以外の議員もいますが、その議員が
「党籍を持つ議員は、党利党略に囚われている。党に所属しない自分こそ、市民に貢献出来る」
と繰り返し主張されています。

この主張は誤りだと強く抗議します。
市民生活に直接的に関わるのは市政であることは言うまでもありませんが、その市政には、県政や国政が密着に関わっています。

例えば、「危ない交差点があるから信号機を設置してほしい」という市民の要望に応えるためには、信号機の管理責任者である県と協議しなければなりません。松戸には無所属の県会議員はいませんから、無所属(党籍を有しない、友好議員でもない)の市議会議員では市民の声を県政に直接届けるのは困難です。

例えば、「学校トイレの洋式化のスピードを加速してほしい」という市民の要望に応えるためには、国や県からの補助を手厚くしてもらえるように、国や県と協議しなければなりません。松戸選出の国会議員や県会議員には無所属は居ませんから、無所属(党籍を有しない、友好議員でもない)の市議会議員では市民の声を国政県政に直接届けるのは困難です。

このように市政は国政や県政と密接であることは明白です。

「党籍を持つ議員は、党利党略に囚われている。党に所属しない自分こそ、市民に貢献出来る」というレッテル貼りは、いい加減やめてもらいたいものです。