衆議院議員 生方幸夫ブログを転載します。

10月24日(金)

小渕優子大臣に次ぎ、松島みどり法務大臣も辞表を提出しました。小渕さんの方はスンナリと、松島さんの方はしぶしぶ辞表を提出したそうです。
 そして今度は、小渕さんの次に経産大臣になった宮沢洋一氏に政治資金規正法上の疑惑が持ち上がりました。今度はSMバーへの支出が政治活動費として計上されていたという問題です。本当に話になりません。当人は「知らなかった。自分は行っていない」と弁明しているようですが、当人が行こうが行くまいが、そんなことは関係ありません。要は政治活動ではないものを、平気で政治資金として報告している、その厚顔さです。
 また、宮沢大臣は管轄している東京電力の株を持っていることも判明しました。こちらも応援をしているだけで問題ないとしていますが、経産省の政策によっては、株価が上がることも予想されます。それを手放さないというのでは全うな経産行政を期待できません。こちらも追及せざるをえません。
 御承知のように宮沢大臣は故宮沢総理の甥っこです。私も宮沢さんに何回も質問しました。そのたびに大臣とは、大変なものだという印象を持ち、尊敬もしておりました。その甥っ子ともあろう人が、こんなざまでは、政治の劣化も極まれりといったところです。
 この他にも自分の名前と顔写真入りのカレンダーを選挙区に配った疑惑が御法川財務副大臣と小渕前大臣に出てきています。これ以外にも江渡防衛大臣の領収書提出問題もあります。
 安倍総理は女性の活用と言って、5人の女性大臣を起用しました。辞めた二人以外は靖国神社に参拝をしていますし、高市さんと山谷さんに至ってはヘイトスピーチデモを主催している人やナチ信奉者とツーショットにおさまるなど、ウルトラ右翼的思想を持った人たちです。これでは、女性活用を言われた女性の方が迷惑です。
 国会も中盤を迎えています。経産省では再稼働の問題や、再エネをどう普及させるかなど重要な問題が山積みになっています。それなのに、こんな問題を追及しなければならないのは情けない限りです。でも、政治と金は、政治の信頼に係る問題です。
したがって、野党としては黙って見過ごす訳にはいきません。来週の経産委員会で質問をします。