毎日新聞社が発行している月刊政策情報誌「毎日フォーラム 日本の選択(3月号)」に私が掲載されることになり、下記のとおり寄稿しました。

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学校トイレの洋式化推進!

学校トイレの洋式化推進は、今や関根ジローのライフワークです。
下記の3つの理由から洋式化を推進しています。

1.災害時、避難所となる学校が和式トイレだらけでは、高齢者・障がい者に辛い思いをさせてしまう。
東日本大震災の被災地にボランティアに行き、学校トイレにおける洋式化の必要性を痛感した経験が洋式トイレ推進のきっかけです。避難所となった学校のトイレが和式だったため、障がい者やお年寄りには大きな負担になっていました。いざという時に、誰もが安心して避難生活を送れるために洋式トイレの推進は必要です。

2.子どもたちが健康的に喜んで使える。
子どもたちの学習環境の改善のためにも洋式トイレは必要と確信します。家庭のトイレでは洋式トイレが100%近く普及しているなかで、学校トイレはいまだに老朽化した和式トイレだらけです。そういった学校トイレは子どもたちにとって「汚い 臭い 暗い」という3Kのイメージがつきまとい、大きなストレスになっています。和式トイレが汚いことについては、民間研究所の調査で実証されていて「洋式トイレより和式トイレのほうが圧倒的に不衛生」という調査結果があります。特に和式トイレの便器まわりが極めて不衛生です。子どもたちが健康的に喜んでトイレを使えるように、洋式トイレは必須です。

3. 和式よりも洋式は節水で環境にも財政にもやさしい。
老朽化した和式トイレは1回流すのに水が約15リットル必要ですが、一方で、洋式トイレに変えることによって1回流す水の量を約5リットルに削減させることが出来ます。このように、和式トイレに比べて洋式トイレは使う水の量を節約することが出来ますので、節約された分の水道料金を安くすることが出来ます。
松戸市では2012年9月議会での私の質問により、平成23年に23%だった学校トイレの洋式化率を、4年間で約倍増の43%まで推進させることを明らかにしています。そして、これにより「水道料金が年間2,240万円削減されること」及び「常緑樹2749本分のCO2が削減されること」が昨年12月議会の私の質問で、明らかにされました。

<全国展開へ>
松戸市内の学校トイレは少しずつ洋式化が始まりましたが、この取組みを全国展開すべく、一昨年の11月10日(良いトイレの日)に「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」を呼びかけ人として立ち上げ、現在20都道府県100名を超える議員に賛同のうえ加わって頂きました。全国の仲間議員とともに、全国の学校トイレを洋式に変えていきます。学校トイレの洋式化にご賛同頂ける市民の皆様、「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」に参加する議員へ力強い応援をよろしくお願い致します。

「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」のHPは、
コチラをご覧ください。


◆プロフィール
せきね・じろー 1984年生まれ。明大明治中高・明治大法卒。NTT東日本を経て10年松戸市議選で初当選。一昨年の11月10日(良いトイレの日)に「学校トイレの洋式化を推進する議員ネットワーク」を呼びかけ人として立ち上げ、現在20都道府県100名を超える議員が参加。トイレ政策が評価され、第8回マニフェスト大賞優秀政策提言賞 受賞。