京都新聞(2013年02月17日)より転載です。

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京都市教育委員会は、学校トイレの洋式化促進に新年度から着手する。家庭の9割近くは洋式トイレといい、和式トイレを使った経験のない子どもが増えているため。市立学校のトイレの洋式化率(25%)を、10年で倍増する。

 便器入れ替えに特化して洋式化を進める新規事業に、小学校15校での試行改修費7千万円を新年度予算案に計上した。照明や床を含めトイレを全面改修する既存事業と合わせると、総額で3億6600万円を盛り込んだ。

 洋式化を進める背景について、市教委教育環境整備室は「トイレ指導が最も必要な年代を抱える、小学校側から強い要望があった」という。

 「和式トイレを使ったことがない」と訴える子どもが多くなっていることに加え、和式のように便器の枠外へ汚物をまき散らす恐れも少なく、衛生面からも洋式の支持が強かった。

 新年度での試行で、配管工事の容易な同じ階だけをすべて洋式化するのか、各学年が使えるよう各階に洋式トイレを分散するのかといった整備方法と効果を見極め、翌年度以降の本格実施につなげる。

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全国的に学校トイレの洋式か促進が広がっています。

一方で松戸市は、平成23年度末で約23%だった学校トイレの洋式化率を、4年間でほぼ倍増の約42%まで促進させることを、明らかにしています(詳細はコチラをご覧ください)。

洋式化が促進されることは喜ばしいものの「学校トイレの洋式化率の目標値を設定されていないこと(42%以降に洋式化促進する計画がない)」及び「各学校間における洋式化率の格差が拡大してしまう」ことから、引き続き、松戸市に対して学校トイレの洋式化促進を求めていきたいと思います。

松戸市における学校トイレの洋式化促進を目的とした署名活動を実施していますので、ご協力いただける方はご連絡ください(署名用紙はコチラをご覧ください)。皆様から頂きました署名は、松戸市長に提出し、さらなる洋式化促進を求めていきたいと思います。


変えなきゃ!学校トイレ!
「学校トイレの洋式化を推進する地方議員ネットワーク」は、各自治体における学校トイレの洋式化を推進します。