先般、市民の方から「松戸市は、流山のようにフィルムコミッション(映画等の撮影場所誘致や撮影支援をする公的機関)を設置しないのか?流山市に遅れをとっていると感じる」とメールを頂きました。

このお問い合わせについて回答致します。

まず、流山市におけるフィルムコミッションの取り組みですが、「ストーリーはいつも流山から・・・」と題し、積極的に流山市内のロケーションを映画、テレビドラマなどの撮影地に紹介し、実際の撮影をスムーズに進めるためのさまざまな支援を実施しています。また、ロケ地になった場所などをホームページやfacebookで紹介しています。ホームページはコチラをご覧ください。最近では、金曜ドラマ「匿名探偵」の撮影で、主演の高橋克典さん、田山涼成さん、宮地真緒さん、保坂尚輝さんが流山市の某所で撮影をしたとのことです。

一方で、松戸市には冒頭の問い合わせメールの通り、フィルムコミッションを設置しておりません。設置しておりませんが、平成24年度の当初の予算にはフィルムコミッションに関わる予算は計上されておりました。しかしながら、市議会の採決(※)で、多数の会派によって、このフィルムコミッションに関わる予算は削除されてしまった経緯があります。予算の削除は極めて残念でなりません。

※採決結果
「フィルムコミッション事業を含んだ原案に賛成した会派」
民主・社民クラブ3名、市民力4名

「フィルムコミッション事業を削除した案に賛成した会派」
松政クラブ7名、絆5名、公明党10名、市民クラブ8名

「フィルムコミッション事業を削除した案に反対し、フィルムコミッション事業を含んだ原案についても反対した会派」
共産党5名、無所属1名


このことについて、私は会派(民主・社民クラブ)を代表して、下記の通りフィルムコミッションは実施すべきだと討論しました。各会派の討論の議事録はコチラからご覧ください。

★平成24年3月議会 3月23日 関根ジロー討論(議事録抜粋)★
広報戦略についての予算は、市のPR映像の作成や、映画やテレビ映像のロケ地として、松戸を利用してもらうように環境を整備するフィルム・コミッションの設立などが含まれておりました。このフィルム・コミッションについては、議会におきましても議論されていた中で、予算の削除は極めて残念であります。松戸市の子育てや食育などの優れた政策が、市内や市外の市民の皆様にうまく伝わっていないこともあるだろうと思っています。そういった意味で、市のイメージを短期的、かつ安価な手段として広報戦略は有効なものだと思います。
★★

フィルムコミッションについて、補正予算や来年度の当初予算で早期に事業実現できるように、引き続き、松戸市に求めていきたいと思います。