松戸駅東口の自転車駐輪場の待機者は、1652名もいらっしゃいます。
この松戸駅東口については、民間の自転車駐輪場が少なく、駐輪場のキャパシティが明らかに不足をしていると言わざるを得ません。
このことについて、3月定例議会におきまして、私が松戸市に対して問題を提起し、自転車駐輪場の整備をお願いしました。

また、松戸駅西口については自転車駐輪場の待機者はおらず、逆に、空きが618人分の駐輪スペースがあります。
しかしながら、市議会での、ある会派は、「東口に限らず西口についても自転車駐輪場を整備せよ」という主張をしている会派がいらっしゃったので、「キャパシティが足りている西口にも自転車駐輪場を整備することは合理的でない」と反対をしました。

以下が、3月定例議会での私の討論です。

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先月2月9日に終了した平成24年度当初 市営有料自転車駐輪場 定期使用についての応募実績を見てみますと、応募に対して一番待機者が多いのは松戸駅東口で、定期使用の応募が1120名のところ空きがなく待機者が1652名もいらっしゃるとのことでした。

この松戸駅東口については、民間の自転車駐輪場が少なく、駐輪場のキャパシティが明らかに不足をしていると言わざるを得ません。このことについて、予算委員会において、担当課から「市が所有している土地や施設を利用して自転車駐車場が出来ないかを庁内の関係課を中心に検討をすすめる」との前向きな答弁を頂いておりますので、よろしくご検討をお願いします。
今後、松戸駅の改修についても検討されておりますので、この改修を活用しての自転車駐車場の新設についてもご検討いただきたく要望いたします。

一方で、松戸駅西口の自転車駐車場について、議会のなかには「駐輪場が足りないから松戸駅西口のデッキの下の地下の自動車駐車場に、自転車駐輪場を作るべき」との議論があるようですが、このことについて我が会派は、合理的でないことを理由として反対をします。
その理由としましては、先に述べました、平成24年度当初 市営有料自転車駐車場 定期使用の応募状況を見てみますと、松戸駅西口における待機者は存在しないからであります。
一番規模の大きい松戸駅西口公園下では、定期使用の応募が1382名のところ、空きが618人分の駐輪スペースがあります。このように、松戸駅西口については駐輪場のキャパシティが十分であります。

しかしながら、放置自転車についてのデータを見てみますと、松戸市が平成23年11月16日に実施した、松戸駅西口 放置禁止区域における放置自転車数の調査結果では、午前9時の時点で自転車95台の放置、午後2時の時点で自転車590台の放置がされているとの調査があります。この放置自転車の実態があるなかで、駐輪場のキャパシティが松戸駅西口に十分あるわけですから、松戸駅西口のデッキの下の自動車駐車場に自転車駐輪場を整備することよりも、自転車を放置する方たちに対して、既存の駐輪場を活用してもらうように働きかけることが合理的であると思います。
このことについて、今年度、自転車放置防止啓発業務として防止指導員が、午前6時30分から10時30分まで放置禁止区域を巡回して放置防止の呼びかけや駐輪場への誘導を実施していますが、新年度からは防止指導員の配置時間を延長して午前6時30分から午後1時30分まで指導するとのことです。
実態にあった適切な施策だと評価致します。

そもそも、議会のなかの「駐輪場が足りないから松戸駅西口のデッキの下の地下自動車駐車場に、駐輪場を作るべき」という議論について、松戸駅東口の待機者1652名を、反対側の西口に駐輪場を整備して対応する考えのようですが、東口の待機者1652名の人たちを西口にどのように移動してもらうのか疑問です。
現状でいいますと、市役所脇のスロープ付きの横断橋か、或いは、市民会館の通りにある地下横断通路を経由してもらうことになります。そのような説明が市民に対してできるものなのでしょうか。
私は極めて疑問に思います。
それに加えて、もう1つ重要な問題は安全性の確保であります。
松戸駅西口のデッキの下の地下自動車駐車場に駐輪場を作った場合、朝晩の交通が混雑するなかで車道には車が溢れ、歩道スペースも狭いなかで、どのように自転車利用者を安全にその地下の駐輪場に誘導するのでしょうか。
疑問だらけであります。

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5月29日は北松戸駅東口で駅頭活動しました。通算42日目の街頭活動となります(平成23年9月からカウント)。選挙の有無に係らず、駅頭や市内交差点で、可能な限り継続しています。
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