先日、六本木のパルズさんで開催させていただいております、日本酒と肴で旅気分の第8回、宮城編を開催させていただきました。宮城となると、まあわたくしの出身地でありますから気合も入ります。そして、、、えー、、、蔵元さんも顔見知り揃いなものなので、まあどこの蔵のお酒を使うか大変。結果として私は15種類の宮城酒を紹介させていただきました。

 

お客様でいらしてくださったO氏の差し入れのお酒が、なんと偶然にもわたくしが用意しなかった綿屋!ありがとうございました。

 

 
まずは、kura masterとIWCのダブル世界一おめでとうございます、勝山さんで乾杯~!

 

スイカのガスパチョ+スイカパン×勝山献 やっぱり勝山抜群に美味しい。一杯目からこんな美味しいお酒で大丈夫かしらと、皆様ざわざわ。 あわせた肴は夏らしくさっぱりとスイカのガスパチョ。さわやかな香りと爽快感が勝山の透明感、それでいてある凛とした強さを引き立ててくれます。 スイカパンは最近宮城で人気のパンでして、結構入手困難。可愛しい、女子受け抜群。池袋の催事で立ち飲みしていたとき、隣のムッシューが「奥さんに買ってこいって指令だされたのに、惨敗だ」とやけ酒していたほどの人気パン。まあ勝山にはあわないのですが、スイカのガスパチョでスイカつながりということでお出ししました。あわないけれども、このパン面白い~と大人気でありました。

https://kikuchiya-bakery.com/

 

おもたせにもお勧めよ。

 



炙り玉蜀黍豆腐 勝山卵酒シャーベット添え×勝山献 フレンチにもあう勝山なので、クリーミーなとうもろこし豆腐をご用意。表面をほんのり炙り香ばしくとろける味わい。そこに凍らせておいた勝山の卵酒をかけて味変。勝山の卵酒は伝統製法で卵、清酒、上白糖だけで造られた添加物一切なしの酔い酒なのです。


平目のえんがわと三陸若布、菊の酢の物×阿部勘金魚 次からはあっさりと阿部勘の夏酒金魚。最も美しい日本酒ラベルの一つ。毎年大人気で即完売の一本なのです。 アンテナショップで買った三陸わかめ、秋田の菊、宮城石巻から買ってきたヒラメのえんがわの湯引き、高知小夏のポン酢の一品。
 



ホヤの低温調理と高知カボチャのムース×阿部勘金魚 高知から背負って帰ってきた巨大南瓜と宮城女川のホヤが六本木で出会った~。 高知南瓜をムースにしまして、そこにホヤの低温調理。火入れすることにより生より歯ごたえでて、低温なので身も縮まないのでお勧めの調理法であります。


鱧団子と鱧の子、胡瓜の冷やし鉢×日高見純米、栗駒山特別純米 高知から買ってきた巨大胡瓜と鱧のすり身で作る冷やし鉢。はもの子は大阪のものを溝の口で買いました。 合わせるのは社長大好き、日高見と宮城県人が愛する栗駒山。 日高見の社長は顔も男気も男前なのよと力説する女。検索して、きゃーかっこいい~と黄色い声をあげる女子達。おお、これ美味しい!と栗駒山に感嘆する男子たち。宮城は本当酒も美しいし、蔵元さんたちも美しいんですよね~。本当人が良い方が多い。
 

 

栗蟹のあげないクリームコロッケ×山和星純米吟醸 生  わたくしが夜行バスで買いに行き、夜行バスで買って帰ってきた山和星。

 山和と伯楽星の新澤さんが協同で醸したお酒で、仙台の藤崎百貨店のPB。なもので、他では一切売られておらず、買うことができるのはその発売日のみという究極に希少なお酒なのです。で、その生限定200本だったかしら、のうちの1本。今後もコラボ酒は年1で作られていくようですが、平成ではこちらが最初で最後の一本でした。
 で実は、、、箱に入れて冷暗所とはいえ、冷蔵庫ではなく常温で保管(放置)していたのですよね。ええ、生を。なのに、なのに、全くひねていません!さすが新澤さん、さすが山和さん。
 未だにぴちっと美炭酸。抜群の透明感がありつつ、艶やかでなめらか、熟れた洋梨やぶどうのような香りもあり、ん~美味しい!発売したてよりも今の方が味がのっていて美味しいですね。呑まずにとっておいた自分を褒めてあげたい。
 揚げないクリームコロッケは宮城から直送した栗蟹で作ったホワイトソースに山梨のパン屋さんルーブルさんの特製パン粉をかりかりに焼いてのせたもの。揚げないのでヘルシーなクリームコロッケ風です。レシピは楽天レシピに投稿済。

 

 続いても女川のおかせいさんから直送した帆立で作るカルパッチョ。今回、オイスターソースにマヨネーズ混ぜてカルパッチョソースにしたら面白いのでは?と妄想し、どうしても気仙沼のオイスターソースを使いたく、宮城アンテナショップに買いにいったのでした。上にかけたマスタードシードも宮城のもので、以前丸の内であった物産展で買ったもの。いや~この組み合わせよかったですね。ソースだけで飲めると好評でした。こちらもレシピ投稿済み。あわせたお酒は気仙沼の酒、蒼天伝の夏酒。きゅっとピンクグレープフルーツのような酸があり、それがカルパッチョと好相性~。
 

オイスターソースのホタテのカルパッチョ
オイスターソースのホタテのカルパッチョ

料理名:オイスターソースのホタテのカルパッチョ
作者:酔いどれんぬ

■材料(2人分)
ほたて(刺身用) / 4枚
オイスターソース / 小匙1杯
マヨネーズ / 大匙1杯
マスタードシードの酢漬け / 小匙2杯
EXヴァージンオリーブオイル / 小匙1杯
塩 / 少々

■レシピを考えた人のコメント
オイスターソースをソースにしたホタテのカルパッチョです。白ワインはもちろん、日本酒もすすみます。
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レシピはこちら。お試しあれ!

 
 続きましてもマヨネーズもの。普段わたくし家にマヨネーズないですし、基本的にマヨネーズ嫌いなので使わないのですが、宮城の健康的なマヨネーズは別なので、ぜひ食べてみていただきたかったのでご紹介。
 蔵王のたまご舎さんのマヨネーズに蔵王健康卵のタルタルと高知土佐ジローの卵と宮城の竹鶏ファームさんのマヨネーズの食べ比べ。パンは六本木ブリコラージュさんのパンを用意しました。
 色からして明らかに違う食べ比べ。たまご舎さんのマヨネーズは色が濃く、味も濃いのですが酢もきいているのでくどさを感じさせません。対して竹鶏さんのは酸がおだやかでまろやか。なんでしょ、上品な卵クリームといいますか、フレンチマヨネーズのニュアンスでございます。卵サラダやポテサラに使うのはもったいなく、ゆでたアスパラですとか、白身魚やボイル又は蒸した鳥とか、そういうのにソースとして付け合せるのがお勧め。
 で、このまろやかなタルタルにあわせたら面白いだろうと選んだのが、黄金澤の夏酒玉響と対してパンチのある真鶴さんの田林生原酒。
 黄金澤はおりがらみ。きゅんっと甘酸っぱく、バナナメロン系のおだやかな香り。甘めですが、それがほどよくて、本当仕事終わって疲れたなっていう時、ぼんやり夏の夜空を眺めながらグラスでいただきたいお味です。癒されます。今まで黄金澤ってそれほどでもっていう感じでしたが、これ好きです~っとおっしゃってくださるお客様もいらっしゃいました。対して同じ夏酒、同じバナナ系の香りながらパンチが違う田林。タルタルソースに合わせると味がまろやかになり、味変。焼き鳥とあわせるのも面白いと思います。
 
で、最後まで書いた投稿したら、4万字を超えると投稿できませんと言われ、書き直し。。。前半、後半わけて投稿いたします。後半戦へ続く。