まるごとにっぽん | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

新しいイベントの報告をば。

 

浅草にオープンした「まるごとにっぽん」にて
<浮世絵>の制作過程を疑似体験するセミナーを開催しました。

歌舞伎とは切っても切れない、江戸の流行発信メディアといえる、浮世絵。

何気なくみてももちろん楽しいですが、見方がわかるともっと面白い!と

思いまして、太田記念美術館主任学芸員の渡邉晃さんをお呼びして、浮世絵イベントを

開催したのです。

渡邉さんは、後ろのスクリーンにも映っている「江戸の悪」の著書であり、

歌舞伎の知識も豊富でしかもユーモアにあふれた語り口で浮世絵の魅力を

お話してくださる素敵な学芸員さんです。

 

更におくださんの提案で、今回は「浮世絵が出来るまで」を、技術面だけでなく
版元が企画しお店に出て、お客さんの手に渡るまでを疑似体験できる!

という、今までにないセミナーになりました。
 

平日の浅草ということで集客はどうかな?と思っていましたが、なんと

定員を超過する方々(しかも中学生からお姉さま、お兄さままで)に楽しんでいただけたようです。

 

デートのときにちょっと自慢できるお話(笑)として、幕府が浮世絵を出版していいよ!という印「改印(あらためいん)」のことや、いまの「見当をつける」の語源になった、重ね刷りするときにずれないための工夫など、ふむふむしながら、実践で役立ちそう。

 

 知らなくても面白かったものに、新たな視点が加わって更に味わい深くなっていく。

そんなお手伝いがこれからも出来たらと。

 

 

 

 

 

 

 

「カントリーマアムをトースターでチンするとおいしいよ」みたいに、、ね