2014の定点観測 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

明けましておめでとうございます。

2014、例年通り実家にて部屋の整理の最中に
年が明けていました。

わたしの中では、1月1日の朝起きたら新年という意識なので、日付が変わってもきりのいいところまで
片付かないと寝られないという状況なのです。


今年は深いところまで掘り出してしまい
余計に首を絞めてしまったし。。

写真とか見はじめたら一睡もせずに
初日の出になりそうだったので極力開かないようにしたけど、
スルーできないものを発見。


何十冊ものスクラップブック!
(の一部)

私は受験勉強の意義を全く感じていなかったのに、
バレエとの両立のために雑念を消して
ひたすら受験のためだけに勉強していた。
ゆえに受験と関係ないことは
極力やらないようにしていたが、
この新聞の切り抜きは、試験間近だろうと、
誰に誉められる訳でもないのに
続けていたっけな。

でもこうして切り抜いた記事を見返してみると、
圧倒的に新聞の一面とか社会面は少なくて、
どちらかというと速報性の低い
社説やら天声人語やら、「ひと」という
コーナーばかりが貼られていたり、
線がひかれたりしている。


結局は、社会とか経済の動きよりも
人の生き方や人の考え方に
興味がある。
これは今も変わらないのかも。




情報の海から「人」や「人の生き方」を掬い上げ
自分の視点を持ち、コメントをする。

このときの訓練は
今の仕事に繋がってるのかもしれない。


誰かの目を気にしてとか、
称えられるためにいやいややらされることは
続かなかっただろうし、
改めて見返したときに
これっぽちも面白くない。

でもこの残された大量の
スクラップブックは、ただ思い出深いというより、読み物として残されている気がする。




年始は母が文様をデザインし、
自ら染めたという着物でお参りに行きました。

引き締まる思いです。


今年も、10年後の自分に
小さくガッツポーズされるような、
そんな足跡を残していきたい。