楽屋から楽屋へと挑む | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

楽屋入りしたら大きな花束と
「公演おめでとうございます」とのメッセージと大きな花束が!

紫のバラの人?!
と思ったら別の紙が落ちていて、
差出人が嶋木あこ先生からだとわかり歓喜にうち震えました!!

そういえば今週のドラマ「ぴんとこな」は
三人吉三でしたね。

私が最後に歌舞伎の舞台を踏んだ演目。
お嬢吉三は私にとって非常に大切なお役です。

そんなお嬢を、「挑む」にて市川左字郎さんが務められると聞き、拝見してきました!

女から男、男から女、その変化が素晴らしく、七五調の台詞もたっぷり、聞き惚れてしまいました。

尾上松也さんを座頭とした自主公演「挑む」もそれぞれの持ち味を活かした演目、構成で今年も多いに堪能。
亀三郎さんの、化粧を敢えて大げさに施さない玉の井も、笑いを誘う要素はあるものの終始上品な芸で素敵でした。

二日目は(自分が)ソワレのみだったので、
昼の部を最後まで観劇して、水天宮前から吉祥寺へ向かって楽屋入りに間に合う時間



左字郎さんの楽屋から
自分の楽屋へ。




歌舞伎を観てから自分もその日に舞台に立つなんて荒業


なかなかできないことでしょう。
一緒に行った白木あゆみちゃんもびっくりしてました(笑)



さてここからは自分が挑む番。

ディストピアがなんたるかの

定義ではなく、
感覚を

共有していただきたいです。