古都コト-3【南座に住みたい編】 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

京都南座にて、実盛物語の実盛を務めました

はい、うそです(いうまでもない)



案内さんの目を盗んで七三で見得をきりました
本当です。いや、むしろ目を盗まず堂々ときりました。
でも怒られませんでした!

なぜって・・・

だって「南座春の特別舞台体験」ですもの!

これは南座の企画で、歌舞伎の舞台機構[花道][迫り][廻り舞台]などを
案内さんの説明のもと体験できるという素晴らしい企画です。


鳥屋に近づくとちゃんとあけてくれたり

セリも上に乗って、上がったり下がったりの操作まで体験をさせてくれました。
上から見上げたら足がすくみそうな高さ。
(昨年起きた恐怖と奇跡が同時に頭をよぎった)


南座に立つ俳優さんたちの目線。
意外と3階席の奥にいる人の顔まではっきりわかることに驚いた。


ちなみにロビーでは五、六段目でお馴染みのいのししくん。
そして冒頭で私がまたがらせていただいた写真の、実盛物語の馬さんも展示されていたのです。


あとは普段は幕間しかうろちょろできなかった劇場をすみずみまで探索!
まねき看板ってこんなに大きいんですね!松嶋屋!

私も野崎村で乗らせていただいた駕籠!何年ぶりかしらん。
「おまえもご無事で~」




ほんと、心ゆくまで劇場にいました。



なんていうかもう出たくなかったです。
帰りの新幹線もあるので、泣く泣く劇場を後にしましたが、
際限なく居ることが可能でした。







小さい頃は「ディズニーランドのシンデレラ城に住む~」とかいってましたが。







歌舞伎の劇場に住みたい。






そんな大人に育つと
だれが予想できたでせう。