概形というか概型 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

久々に神保町でぴんとこナビのインタビュー!

今回は若手女形さん。
天日坊で私はこの方の演技に相当やられました。

真面目に真摯に古典をやってきて、その上で上品に殻を破っていらして。


そういえば木ノ下歌舞伎のときに
「歌舞伎の台詞廻しの特別な発声方法ってあるの?」とよく質問されました。
私も右之助師匠に稽古していただいたとき、特にメソッド的なものは習った覚えはないなあと思ってそう答えていました。
今回その質問を歌舞伎役者さんに聞いてみましたが、やはりプロの方もメソッド的なものはないようで。


あ、詳しくはぴんとこナビでご覧ください(笑)


取材を終えて稽古。

今回は
俳優の調和が大事だとほんとに思う。
しかもユニゾンではなく、
異なる楽器とリズムで奏でながら
心地よい音にならねばならぬ。


いまはいうなれば「ジエン社の型」のようなものに体を慣らすことでいっぱいいっぱいなので、早くその先に行けるよう頑張りたい。

概形ならぬ概型を心地よくはみ出していけるように。



稽古以外のことでいうと、
だいぶボロが出てきたようで。

稽古当初は意識して地味めにしてた私服も
「だいぶとんがってきましたね」
といわれてしまい。


そろそろ開き直って行こうかと思います。


毎回突っ込まれる
稽古着の赤ジャージも
投入する頃合いです。