義経千本桜 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

壁なのか。
ハードルなのか。

どちらにしろ、
飛んでしまえばいい。

いまは着地に失敗して怪我してもいい。

その日に、「孤高」で「在る」ことができれば。


キレイに泣く人は信用できないが、
美しい涙をたたえた人は信用できる。


これは三年前に発見した持論。





史実の中で、物語の中で
火のようにも氷のようにも描かれるその人は



たぶん、皆と同じ人間なんだ。

四の切であの場所にいると、気づかされる。


だから、
歌舞伎の言葉だろうと何だろうと、
現代を生きる人の耳に

血の通った人間の言葉として
聞こえなければいけない。

届かなければいけない。




キラリふじみでの稽古後に目にした、
静かであたたかな光
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反射した世界からは、何がみえるだろう