ごめんよモーム | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。


はてここは


photo:03


どこでしょう



photo:04


photo:05



photo:02


正解はここ。


お寺や神社は「詣でる」
という目的があるから、
行ったという達成感?がある。


でも、ただ歩くことを目的とする
「道」が名所になるって不思議だと思った。

そんなことを考えつつ

食べた
photo:06


朝ごはん。

よもぎのみたらし団子!


思索をすると



お腹が減るのであります。



それから
店名がずっと気になっていた
月と六ペンス
も思索にうってつけの場所だった。


photo:07

珈琲セットのチーズトーストとサラダ


次図を見ながら自転車を走らせるものの、
同じところをぐるぐるぐる。

やっと見つけた入り口。

わかりにくいのは
外の世界と隔てるためのようだ。

ビルの一室のドアを開けると、そこは秘密の隠れ家。
本と、珈琲によって時間が止まっている不思議な空間だった。




この二つの場所でシンプルに
今回自分が演じる役について
「考える」時間を過ごした。


哲学の道

で考えたことを、

月と六ペンス

でノートにひたすら書いてみた。


すごくクリアになった。

不可解な部分が多くて
感情移入できなかったその役のことが、
前より愛せるようになった。


どう見せるかばかり気にしていたから
前に進めなかったけど、

その人物が

なぜ存在するのか、
なぜその台詞を発するのか、
なぜその行動に至ったのか、

ちゃんと考えれば
「必然」や人間性がみえてきた。

それを気づかせてもらえてよかった。
感謝。




月と六ペンスは
サマセットモームの小説。
私の本棚に並んでいる、
読むタイミングを失ってしまい、飾ったままの本の一冊である。
先にカフェに行ってしまって満足してしまったから、

開くのはまた先になりそうだ。





ごめんよモーム。