鏡と音楽 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

勅使河原三郎氏の新作「鏡と音楽」を見ました。
新国立劇場の奥行きを存分に使い、トドマラナイ舞台。

鏡という具象と、音楽という抽象を並べたタイトルがひっかかっていた開演前。
幕が開いた途端、そのような「鏡は触れることが出来るけど音楽は触れることが出来ない」みたいな捉え方自体が間違ってると気がつきました。
鏡といえば、内面を映すとか、もう一人の私とか、そういう記号的な
パントマイムをどこかで予想していた自分が恥ずかしくなった、そんな一夜。