はにわの集い アニヴァーサリー編 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

至極個人的な宴
「はにわの集い 祝賀編」
が同じ生年月日(8月28日=はにわ)の親友T子と秘密裏に開催された。

彼女がこの「自ら誕生会」について「ガールズ ティーパーティー」と
いうテーマを掲げてくれたため、形から入る習性のある私は
部屋のBGMをエレカシからコルテモニカに変え、
ガーリーな服装に着替えてみたりした。

とりあえず女子っぽいことをしようというコンセプトを
忘れずに、まずは茶を。

cafe faconにて。


自然光が射す落ち着いた店内。執筆も進みそう。

アンティークっぽい家具が至る所に。
店員さんも物腰柔らかでいい感じ。

シフォンケーキに紅茶なT子に対し、パフェにコーヒーな小生。
アイスとベリーてんこ盛りな所が乙女心わしづかみ。

そして、マシンガントーク炸裂。

熱冷ましに屋外に出てショッピング。化粧品屋さんとか
洋服屋さんとか、ぴぴっときたら飛び込む。
気を使わないのがはにわッ子同士の良いところ。

で、夕げの前に一つイベントを提案。

「誕生日を記念して、お互いに相応しい本を選んで贈ろう」

ということに。時間を30分と決めて、恵比寿の有隣堂を
血眼でうろうろする女子二人。

これが、なかなか難しい。

よくある「女子が幸せになる方法」的な本を贈ったのではつまらない。

彼女はとても真面目で優しい子なので

「これから20代を生き抜くにあたってもっとはみだそうゼ」
的な本を贈ろうと思った。

そこで



「人として軸がぶれている」

人として軸がブレている人として軸がブレている
(2009/03/19)
大槻 ケンヂ

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「ロッキン・ホース・バレリーナ」

ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫)ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫)
(2007/09/25)
大槻 ケンヂ

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というオーケンのゴールデンセットにしようと決定。
が、レジに持っていく直前で、私ははたと我に返った。


完全に自分の趣味の押し売りではないか。
しかもメッセージ伝わりづらいじゃん!

残り5分で私が手に取ったのが




「クロスロード ―20代を熱く生きるためのバイブル」

<
クロスロード グレードアップバージョン―20代を熱く生きるためのバイブルクロスロード グレードアップバージョン―20代を熱く生きるためのバイブル
(1998/02)
SANCTUARY

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である。

これには現在最前線で活躍している人や歴史上の人物が20代
どう過ごしていたかが記されている。

なんといっても尾崎豊や元ピストルズのジョン・ライドン、
ユーミン、マザーテレサまで並記されているところがポイント。

つまり偏っていない、さほど(笑)

交換会は恵比寿のカフェで行われた。

間接照明が女子っぽい(?)T子撮影。

で、反応はというと


喜んでくれた!

いわれて気付いたのが、この本は10年以上も前に刊行されているということ。
(だから表紙に若干時代性を感じたのか)
しかも当時の20代のスタッフで作成された本であるということ。
今頃、30代になった彼らはどう生きているんだろう。

ぺらぺらめくりながら、色んな人の生き様にあれこれいいながら、
一年後、どの言葉が響いたかを教え合おうと約束した。

で、私めがいただいたのは・・・


中原淳一エッセイ画集「しあわせの花束」

彼女いわく
「あみこもそろそろレディにならないとね」
とのこと。ごもっとも!

本当の女性らしさとは?が詰まった素敵な本。
大切に読み込みます。

お互いの本を並べてみました。

(左)可憐なヘアスタイル
(右)甲本ヒロト

同じ誕生日なのにこうも違う二人。
足して二で割ったらちょうどいいのではなかろうか。