1ダイゴさん | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

本当に面白い芝居というのは、身体にしみ込む。
久々に劇場で目から汗が。

目汗の原因は
ゴジゲン第7回公演 「ハッピーエンドクラッシャー」
という作品。
主催者の方と一緒に芝居をやっていた友と共に行ってきました。



常々思うのですが、明らかに「泣かせる」ことをゴールにした映画や小説は、
そこまでに感情を温められていないのに、ピンポイントで悲劇を繰り広げようとしてくる。
だから警戒して見てしまい、余計に冷めてしまう私。

その点、人間の弱いところと、優しさと、予想の出来ない偶然を
すごくデリケートに描いていて、且つ笑いという心のほぐし薬を
うまく用いているゴジゲンの芝居。だから無防備でその世界に入り込めるのかなと思いました。

同年代の方が世間に揺さぶりをかけている姿をみると、頼もしくも羨ましくもあります。

余談ですが「ゴジゲン」の主催者が(松居)大悟さんなので、
つい

劇団「ゴダイゴ」

と間違えてしまいます。
すみません。
あと4ダイゴ探してきます。