迷うなら走れ | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

最近走ってます。

ちょっとジョギングしたただけで走ってますというのは
恥ずかしいので、そろそろ習慣めいてきたため
書くことにしました。
(ちなみに私の「走った」とは4キロ以上のことです)

ジムにもたまに行きますが、近所の川沿いや公園のコースやらを
NIKE+GPSのアプリを身に着けながら、全身をワコールCW-X(宣伝)で覆って
日焼け対策とシャイな自分対策しつつ走ってます。

なんか、私はバランスをとらなきゃと
思うことが何かの原動力になることが多いようです。

少年みたいな服装ばっかりだからたまにはかっちりしたお洒落しなきゃとか、
古典ばかりに目がいくから新しい作品の良さも見つけなきゃとか。
今回は囲碁は頭使うから、体も使わなきゃ→走んなきゃということなのせうか。

あとはこれからの舞台がストレートプレイで
お客さんに「何か伝われば」の「何か」という
曖昧なものでごまかしたくないという気持ちもあるのかも。

バレエは稽古をすればするほど、体やテクニックが磨かれていくので
わかりやすいといえばわかりやすい。

でも芝居の場合は台詞があるけど、その言葉を歌の練習のように
ひたすら反復したら音がとれて、伝わるのかと言えばそうではない。

特に今回の役どころは、顔合わせの際、演出の林さんが
「佐々木万里は居ずまいで見せる役だからね」といってくださった。

だからちゃんと舞台で「存在」できなきゃってことで、
良い空気感をまとっている体で挑まなきゃと考えた。
あとは自分への厳しさとか、余裕がなければ
人を助ける職業の役は難しいんじゃないかと思うので。

こじつけみたいですが、なんで自分が走んなきゃ!と思ったことの
答えを考えたときに浮かんだので書き綴ってみました。


明日の記者発表を皮切りに、稽古・本番漬けの毎日が
9月半ばまで続いて行くので、今日は音のシャワーを浴びて
浄化してきました。

気分は始業式の前日です。