10年前に終わった不倫相手の妻から

300万円の慰謝料を請求されています。

こちら

 

 

10年前。

彼にそんな人がいるなんて、

思いもしなかったのだ。

 

だからあんなに、

好きになってしまった。

 

彼から

「妻」という言葉を聞いた瞬間、

ただただ、恐ろしいと思った。

 

体じゅうからスーッと血の気が引くように、

そのまま、自分の身を引いたのだ。

 

 

本当は、

今更別れるのは嫌だと

泣いて縋り付きたい気持ちだった…

 

 

 

東出さんは

あなたを選んだではないか。

 

あなたたちの家庭には

何の損害もなかったのではないのか?

 

あれから10年たって今も、

あなたは東出さんの

妻の座に居続けている。

 

そればかりでなく、

別居すらしていないはずだ。

 

差出人弁護士の住所が、

なぜか、東京でなく

地方都市になっていたので、

私は、東出さんが今どこで

何をしているのか調べた。

 

東出×子は、私のことを

調べ上げてくれたようだが、

こちらが

東出氏のことを調べ上げるのも

実に簡単なことだ。

 

彼は大学病院の勤務医。

論文多数。

どこで働いているかは、

ググればすぐわかる。

 

調べたら、いまは

地方の系列病院に

異動したらしいことがわかった。

 

東出×子は、

わざわざ東京の持ち家を

離れて、夫にくっついて

都落ちか!

 

おそらく専業主婦だろう。

しっかりした仕事を持っていたら

そこまで夫についていくことなど

しないはずだ。

 

不倫をされても

離婚することもなく、

別居することもなく、

何不自由ない医師妻としての

生活を守り続けて、

 

それなのにあなたは、

それだけでは物足らず、

10年も前に終わった関係に

いまさら精神的苦痛を主張して、

さらに私から300万円欲しいと…?

 

 

この人は、

いったいどれだけ

強欲なのだろう。

 

 

あのとき、

彼さえずっとそばにいてくれたなら、

私はほかに何もいらなかった…

 

 

悔しい。

 

こんな女に、

1円だって払いたくはない。

 

それなのに、藁にも縋る思いで

話を聞きに行った弁護士からは、

罪を認めて、減額してもらえと…

 

もういっそ、法廷に出て、

私が既婚者と知っていた

などというのは誤解だ、

いや、

悪意のある決めつけだ、

騙されて捨てられて身を引いて

10年、何の接点もなかった私が、

何で300万円を一人で払わなければ

ならないというのか!

と、叫んでやりたい気持ちだ。

 

 

私は、帰宅してきた夫に言った。

 

「私、こんなの認められない。

慰謝料支払いの義務はない

って回答する。

それで訴えられたっていい。

裁判費用はもちろん自分で出す。

うちに訴状が届くけど、いい?」

 

 

 

「被告になるのか。

訴訟はとても大変だよ…

時間も、お金もかかるし。」

 

夫は、そりゃあ

あまりいい顔をしないが、

私たちは、お互いが自分で稼ぎ、

自分のお金を自由に使い、

干渉しない間柄だ。

 

それに、夫がこういうのにも

理由がある。

 

彼は経営者として

私の比ではない、

いろんな経験をしてきている。

黒字化させるため

事業所の閉鎖や

何千人規模のリストラ・・・

 

自分が被告になった経験も

してきている。

 

しかし、私に同情こそすれ、

訴状がくるくらい

屁でもないのだ。

 

不倫した夫なのに

田舎の病院まで帯同し、

彼に慰謝料を負わせることもなく

私にだけ、お金を要求してきた

東出×子。

 

私は彼との交際中も、

捨てられた後も、そして

夫と結婚してからも、

仕事でどんな激務や

精神的苦痛を抱えようとも、

自分の足で立って生活してきている!

 

訴訟くらいで

私も、私の家庭も

めちゃくちゃになるとでも

思っていたのなら、

残念ながら、見込み外れだ。

 

このまま強欲女の

言いなりになんてならない・・・!

 

 

ともかくも、

慰謝料支払いの期限まで、

あと3日しかない。

 

 


人気ブログランキング