市政レポート11月号「VOL.66」 発行自民党横浜市会議員団 編集関勝則
磯子区中原2-1-20ビラ中原102号TEL045-770-5602
被災地からの報告②
仮設商店街からの本格復興へ
海と共生するまちつくりへ
6月号のレポートで仙台市内の被災状況やボランティア活動について報告させていただきました。今回は、気仙沼市南町の皆さんが中心となった新たなまちづくりの取り組みについて、先頃(10月7日)、宮城県知事に提出した嘆願書の内容を、中心に報告いたします。
南町の嘆願書には!
気仙沼で生まれ育ち、気仙沼で生活する人たちが将来へ向けて、
震災前より活気あふれるまちづくりを進めるために、大きく3つの点に留意して行政支援が行われることを要望。ピンチを
チャンスに変える発想から、再生計画が示されています。
1.防潮堤に頼らない、海と共生する中心市街地の活性化
・防潮堤を兼ねた緑地公園(親水公園)の整備
・風光明媚な湾内を楽しむことができるペデストリアンデッキによる
遊歩道の整備
2.震災前より、活気ある中心市街地商店街の活性化
・食材市場、屋台村、グルメ高級飲食店、総合くらしの商店街の
整備
・子供アートホールの整備
3.街なか居住の推進、歩いて暮らせるコンパクトな中心市街地の活性化
・仮設住宅入居期限後および買物難民対策を見据えた良質な
ゲタバキ中層公営住宅の整備
南町では、独自に東北工業大の教授を招き、人命第一を掲げ減災を徹底させた安全で魅力的な観光都市の構築への勉強会を重ねてきました。
気仙沼市の基幹産業である漁業と観光に今まで以上に力を入れて取り組み、その資源を大いに活用する計画です。元々、気仙沼市は文化芸術活動について盛んな土地柄で県内外からの新たな集客を推進するため、これまで盛んに行われてきた子供たちによる「和太鼓」や「ジャズバンド」の演奏、「ミュージカル」の上演など文化芸術活動を支援し、全国の子供たちとの交流の場を整備していくこと等が盛り込まれています。
※ジャズバンドの「スイングドルフィンズ」は、10月に行われた横浜ジャズプロムナード2011に招待されました。
様々な計画が、着々と動き始めています。
私が、10月9~10日に気仙沼を訪れ、こうした新たなまちづくりを先頭に立って進めている村上力男さんに、お話しを伺ってまいりました。ご自身は、復興商店街の会長を務め11月中の仮設店舗完成を目指しており、まずはここから気仙沼南町に活気を取り戻し、そして本格的な復興につなげていくことだと力強くおっしゃいました。併せて仮設店舗の隣接ビルを活用して子供たちの集いの場として整備し、大いに楽しんでもらおうという計画も進行中とのことでした。
復興商店街仮設店舗建設地 一階を子供たちが集う「kadokko」として整備
こうした気仙沼の取り組みに対し、磯子区内からも支援の輪が広がっています!
私が、10月9~10日に気仙沼を訪れ、こうした新たなまちづくりを先頭に立って進めている村上力男さんに、お話しを伺ってまいりました。ご自身は、復興商店街の会長を務め11月中の仮設店舗完成を目指しており、まずはここから気仙沼南町に活気を取り戻し、そして本格的な復興につなげていくことだと力強くおっしゃいました。併せて仮設店舗の隣接ビルを活用して子供たちの集いの場として整備し、大いに楽しんでもらおうとい計画も進行中とのことでした。
NPO法人の支援活動に合流してまいりました。
復興についての取り組みを伺った後、フェリーで気仙沼湾に浮かぶ大島に渡り、私も会員である、NPO法人「ともに浜をつくる会」の大島での活動に合流しました。
目的は、主に漁業者への支援、プロのダイバーの方に同行していただき、漁場や海底の調査、養殖に必要ないかだにのせるおもりの作成などが行われました。宿泊した旅館の主人から、40軒近くあった旅館や民宿は15件程になってしまったことや、国立公園でもある亀山に気仙沼からの炎が燃え移り数日間燃え続けたこと、遊覧フェリーがいまだに行方不明であることなど、大島でも震災の被害が甚大であったことを伺いました。
NPO法人は今後も大島での支援活動を行っていくとのことで、私も昔、漁師町として海苔の養殖などで栄えた磯子に生まれた者として、できる限り参加し応援してまいりたいと思います。
お世話になった旅館のご主人(左) 津波避難表示版
NPO法人の会長(中央)
津波で崩壊した、海水浴場に きちんとし分別されたがれき
隣接した保養所 (大島地区)
【お詫び】 「関勝則の磯子自社探訪」は紙面の都合、今月号は
休載させて頂きます。
関勝則の市会日記
10月18日までの日程で、横浜市の22年度決算の
審査を行いました。
私は自民党市議団を代表して、文化観光局
(10月5 日)と政策局(10月7日)に対し、次の
事案について質疑を行いました。
文化観光局関係、質問要旨
●財団法人横浜観光コンベンション・ビューローのこれまでの事業と
今後の役割について。
●上海万博への出展の成果とその効果。
●パシフィコ横浜の売り上げの推移、稼動状況、施設の課題。
●文化芸術による地域づくり事業の実績。
●アーツコミッション・ヨコハマの主な事業。
●関内外0PEN!について
これまでの横浜市における文化・観光事業は、いくつもの局が横断的に係わり、組織が複雑に絡みあっていたため非常に分かりずらい体制のもとで進められてきました。そんな組織の変遷の中で、一貫して横浜市の観光施策をサポートしてきた、横浜観光コンベンション・ビューローについて質すと、副市長からも、引き続き本市にとって重要なパートナーであることは間違いないとの評価がありました。
また、昨年の上海万博への出展は、今後の横浜における外国人観光客誘致の絶好の機会となったわけですから、その成果や効果について質し、さらなる大型のコンベンションを誘致するため、パシフィコ横浜の施設の改修や拡充を要望しました。
文化施策については、できる限り地域の活性化や賑わいの創出につながる事業を継続して行っていただけるよう、既存事業の評価とともに意見を申し上げました。
政策局関係、質問要旨
●大都市制度。
●市立大学の医療人材の育成、高度医療の提供。
●羽田空港国際化のその後。
●姉妹・友好都市など都市間交流の推進。
私が最も関心を寄せる大都市制度の創設に向けての進捗状況について質し、市大については、医師不足解消に向けた取り組みや、医療機器の老朽化対策について質し、市民に対する安定した医療提供を要望しました。横浜の成長戦略の一端を担う都市間交流は、文化・芸術、観光、ビジネスなど幅広い分野で成果を上げつつあることから、今後もこうした自治体外交を推進するよう要望しました。
【お願い】
自民党横浜市議団 全区一斉アンケート第3回アンケートに
ご協力お願いいたします。
東日本大震災に関する横浜市民アンケートです
下のバナーをクリックしてアンケート画面にお進み下さい。
右側のQRコードを読み込んでいただくと
携帯からもご協力いただけます。