市政レポート9月号「vol:64」 発行自民党横浜市議団 編集:関勝則 磯子区中原2-1-20 ビラ中原102号          TEL045-770-5602




関勝則 地域のチカラを提案・実践



関勝則 地域のチカラを提案・実践



市会議員は市民の代表として行政の仕事が適切に行われているか、また、予算が無駄なく効果的・効率的に執行されているかをチェックすることが大きな仕事です。


我々自民党横浜市議会議員団は、そうした行政へのチェック機能だけでなく、
日頃から地域に根ざした活動を続けるなかで「市民の生の声を活かした、議員提案による条例制定」をめざし昨年十二月に自民党市議会議団による全区一斉市民アンケートを実施、その結果を基に8つの条例案にまとめ上げ、本年四月の市議会議員選挙で、市民の皆様にその成立に向け全力で取り組むことを約束しました。

そしてこの都度、各条例案ごとにプロジェクトチームが結成され、条例制定に向けて始動しました。


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◎策定した条例案は


◇子供を虐待から守る条例ーー児童虐待が横浜でも発生しており、児童養護施設や児童相談所の機能を高め未然に防ぎ、子供達が地域社会に見守られながら健 全に成長できるように条例整備します。


◇癌撲滅推進条例ーーー高度医療設備への予算確保、医療機関の責務、横浜市大医学部の位置づけ、検診、癌予防への対策など、全市を挙げてた癌撲滅を目指します。


◇商店街振興基本条例ー商店街は延命策より持続可能な活性化施策が求められており、商店会加入促進・人材育成・賑わいの創出など、地域住民と密着した商店街の活性化を目指します。


◇災害時地域連携推進条例ーー災害が派生した際、地域の企業や商店が連携し保有する資材や人材を、地域住民へ活用し市民生活が維持できるように法整備行います。


◇生活道路整備促進条例ーー経済・災害対策として総合的に道路整備を推進し、安心・安全な市民生活と経済の活性化を推進する道路政策策定への基本理念を制定します。


◇地産地消・食育条例ーー都市農業戦略・食の安全保障・健康な市民生活・温暖化対策など、複数の部局での施策や思考を無くし、政策の総合的な推進を目指します。


◇財政健全化条例ーー財政健全化へ向けて、政策や事業の肥大化を防ぎ、新しい財政確保の政策と市債発行に歯止めをかける政策を条例化します。



※下記条例は、本年2月の本会議に自民党市議会団が提案し可決いたしました。


◆地域の絆を育む条例ーー地域コミュニティ再生へ、自治会・町内会・消防団や青年指導員・体育指導員・民生委員などの活動を支援し、地域における協働を推進し、併せて地域の絆を育む施策を推進します。




関勝則 地域のチカラを提案・実践



◎「アンケートの結果」をカタチに・・・


昨年12月に私が磯子区で実施したアンケートにおいて、多くの皆様のご意見を拝聴させて頂きました。その中で「皆様が望む優先その高い経済政策は」との設問に対し、「商店街を中心に地域経済を活性化させる」との項目に70%の方々が高い関心を寄せています。


本格稼働した条例制定プロジェクトチームで、私は「商店街振興基本条例」を担当する座長として、取り組ませて頂くことになりました。「地域のチカラを提案・実践」することを政治信条として市政に取り組む私は、制定に向けて積極的に商店街や地域の方々のお話を伺い地域と直結した持続可能な商店街の活性化へ、
さらに高齢化社会の進展に寄る「買い物難民」と云われる方々への有効な対応策など市民の声を活かした商店街振興基本条例を創り上げてまいります。



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根岸台を背にして割り掘り川を臨む古寺は、上質なアートの香りが漂うお寺


鎌倉時代県立の古刹「宝積寺」(上町7-13)


関勝則 地域のチカラを提案・実践

割堀川に架かる天神橋を渡って、古道保土ヶ谷道から山側へ入ったところにある「宝積寺」。
江戸時代に火災があってそれ以上の過去帳が存在しないと云うことで、開山につい
ては明確ではないようですが、鎌倉時代の初期に建立されたと伝えられています。
正式には「真言宗明王山不動院宝積寺」、ご本尊は真言護持(しんごんごじ)、両手に剣を持った大変珍しい両剣不動明王です。


以前は樹齢千年近い巨木がうっそうと茂っていたようですが、大正時代に枯れたり、震災後に伐採したりで、現在は山門を入った左に楠が一本、往事の姿を留めています。
山門に「あかし尋常逍学校」と書かれた看板があり、「小」の字が「逍」を兼ねたような書き方になっていてどうやらご詠歌や写経などを教えるカルチャー教室が
お寺の中にあるようでした。一部に欧米風のガーデニングが施され、よく手入れの行き届いた境内には、季節の移り変わりをつたえる様々な花々や樹木が植えられていて来訪者を楽しませてくれます。

入り口に一本造りの上り龍・下り龍の彫刻がある本堂は、昭和初期に造られた総けやきの立派な構え。本堂の中には磯子七福神の恵比寿様が、本堂脇に、子供達が
健やかにそだつようにと発願した千体地蔵が祀られています。


お寺には仏教詩人として知られる坂村真民の詩碑をはじめ、著名な彫刻家や画家の作品が数多く飾られています。


また境内には「テラノホール」というホールがあります。客席が144席あり、楽器の響き声の美しさを最大限に引き出す音響空間を実現。

クラシック音楽から芝居、落語、講演会などに使用されており、
昔、お寺が町や村の文化の中心であったように、みんなが集い、音楽を聴いたり、語り合ったり・・・
お寺をそんな場にしたいというご住職の思いで創られたとお聞きしました。
因みに、テラノホールの「テラノ」は「寺の」のほかに、ラテン語で大地、地球のいみにちなんで命名されたようです。

次回は、音楽鑑賞でお伺いしようかなと思いました。





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☆関勝則の市会日記

ヨコハマトリエンナーレ2011 
委員会視察報告


8月10日に、市民・文化観光・消防委員会でヨコハマトリエンナーレを視察してまいりました。
現代美術の国際的な祭典として3年に一度、横浜市で開かれるトリエンナーレは2001年の第一回からからかぞえて今年で4回目の開催となり、こうした国際展は、 ミラノや広州神戸といった世界各都市でも開催されています。


期間は8月6日~11月6日まで多くの親子連れや外国人観光客で賑わっていました。
メイン会場である横浜美術館を中心として、国内外78名のアーティストの作品など250点以上を展示、その周辺では期間中に様々なイベントも開催されしれらをはじめとして市内を巡る「まち歩きツアー」も数多く企画されるなど、市内の回遊性をたかめた事が今回の特徴としてあげられますが、「おもてなしの心」で来場者を迎える市民ボランティアの皆さんの活躍や、企業・店舗などの支援も忘れてはいけません。

こうしたオール横浜での取り組みは、訪れた方々が特定の会場に止まる事なく、市内の各所に足を運ぶきっかけ熟成し、横浜の観光振興、においては経済効果に波及するものと大いに期待しております。



美術館の前庭では、高さ2メートルほどの立体作品が12体(12ヶ月分)設置されてそれぞれ異なる表情を(写真)館内には市内に住む子供の部屋(遠隔地)の照明と展示作品が連動して灯りが消灯する仕掛けや、工事現場の足場を利用したパイプオルガン、鳥かごに人の顔が閉じ込められて居る作品が展示され、海岸通りにある会場では、市内から伐採してきた樹木が1~3階のフロアを突き抜けている作品や横倒しになった森、来場者がそのまま作品になる仕掛け、様々な映画から時間を示す場面だけを切り取って24時間つなぎ合わせたビデオ上映など飽きることなく見て回ることができます。

3年に一度のトリエンナーレに足を運び、連携するプログラムやイベントに参加して横浜の魅力を再発見しては如何でしょうか。


関勝則 地域のチカラを提案・実践







                      ウーゴ・ロンディノーネ
                       Ugo RONDINONE


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