市政レポート7月号「vol:62」

発行:自民党横浜市会議員団 編集:関勝則磯子区中原区2-1-20ビラ中原102号TEL045-770-5,602





文化振興、経済活性化に向け




始動、文化観光局





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横浜市の未来を表すスローガンマーク


横浜市は今まで文化事業は市民局、観光事業は経済観光局が
管轄し、これらの事業に特化して取り組む局がありませんでした。
国でも経済活性化に向けて官公庁を設置し、外交人観光客誘致に取り組んでおり、
横浜市は本4月に、「文化のかおる、活力のある都市横浜」「人が交流する賑わいのある
都市横浜の実現」理念に横浜のもつ魅力・観光資源を効果的・効率的に国外に発信し
横浜経済の活性化を図る文化観光局を設置しました。
文化観光局では、横浜版成長戦略で位置つけられている「観光・MICE」、
芸術や文化の持創造性活かした都市作りを行う「創造都市」を
一体的に推進していきます。

目標達成に向けた施策は・・・。

横浜らしい港、歴史的建造物、食文化、
ショッピングスポットや集客施設、市民・団体・企業などが主体的に実施する
イベントなどの既存の資源を掘り起こし、
横浜の魅力を高め発信し、経済の活性化や文化振興のため
庁内他局や市民・企業・団体などと連携・協働を積極的に進め、
個々の事業の進化を図ります。。

~もっと横浜の魅力を知って貰う~


【具体的な取り組み】

.-コクリコ

●この夏公開予定のスタジオジブリの新作映画「コクリコ坂から」は
横浜が舞台で、スタジオジブリと協力して映画の集中プロモーションを横浜で行うことで
横浜をアピールし集客に結びつけます

●横浜のMICE拠点施設であるパシフィコ横浜では、APEC首脳会議や
アフリカ開発会議等が開催され、世界的に横浜の知名度を上げることが出来ました。
今後こうした実績を活かして国際会議をはじめ展示会など数多くのコンベンション
開催に結びつけます。

●今年開催されます「横浜トリエンナーレ2011」では、横浜の、
様々な魅力やイベントと連携し市内の回遊性を高めさらなる観光誘致へと
繋げ地域経済の活性化を創出します。

●若手演奏家が活躍する音楽祭「クラシック横浜」や、子供たちの芸術体験プログラム
など「文化かおるまち横浜」を象徴する取り組みを行っていきます。





地域に根付いた文化活動に支援を




私は今年度、文化観光局を所管する市民・文化観光・消防委員会の拝命いたしました。
かねてより、観光産業は今度の横浜経済の活性化に必要不可欠なものとして取り組んできた
私としても、この都度の新局設置は大きな前進であると考えてます。
またそれぞれの地域では、古くから引き繋がれている様々な文化活動が行われており、
その活動が地域における人々の繋がりや絆を育んでいます。こうした取り組みについても、
文化観光局で総合的に支援し、横浜の新たな魅力として発信すると共に、地域社会の活性化に
繋げていきたいと思います。



※関勝則の寺社探訪※



磯子七福神の一つ、毘沙門天が祀られている高野山真言宗の寺院



創建829年の「真照寺」(磯子区8丁目12-12)




磯子小学校の近くになる真照寺は、参道両側にツツシが植え込まれ手入れの
行き届いた木々が並び、何となくインド寺院ふうの堂々とした本堂があります。
そんな印象から古寺という印象はありませんが、寿永元(1189)年建立の
由緒あるお寺です。
正式名称は、高野山真言宗禅馬山三郷院真照寺。源頼朝の家臣である武蔵七党の将で
磯子一帯を統治していた平子馬丞有永(たいらのこへいまのじょうありなが)
によって、もともとあった荒れ寺が再興されたと言われています。 
不動明王を祀っていましたが現在では、高野山から分霊した阿弥陀三尊象が
安置されています。建久4(1193)年頼朝が催した藤野の巻狩に参加した
平子馬丞有永、日本三大仇討ちの一つとされる曾我兄弟我十郎祐成仇討ち事件に
遭遇。そのとき最初に立ち向かったのが平子氏だったという武勇伝が残っています。
その平子氏が曾我十郎祐成に斬られ、重い傷を療養したのが真照寺だったと
伝えられています。


日頃から武の神とされる毘沙門天を進行していた平子氏は、九死に一生を得たのは
毘沙門天のおかげと、真照寺に毘沙門天像を寄与し、現在も祀られています。
ひのき一本作り、目に水晶がはめ込まれた高さ約5尺3寸の立派な像で、
横浜市指定有形文化財に指定されています。
おたずねしたときに拝見させて頂きましたが、眼力(メジカラ)というか、
もの凄い迫力を感じました。必見です
平安時代の末期頃に始まり、江戸時代にはお正月に欠かせない行事となった
七つの福徳を授けてくれる神々をお参りする「七福神巡拝」。
磯子七福神は大正7年(1918)年に始まり一時中断はしましたが
昭和53年(1978年)年、磯子区制50周年記念事業として巡拝コースが整備され、
真照寺の毘沙門天は富貴繁栄と勇気を授けてくれる神として、また最近はパワースポットを
求めるブームも相まって人気を集めているようです。
境内には、ご住職がダライラマ法王と会見したときの様子を刻んだ祈念碑や
お釈迦様の足をかたどった仏足跡(ぶっそくせき)、群龍などの様々な石像があり、
来訪者の目を惹いています。





【関勝則の市会日記】





敬老パス(敬老特別乗車証交付事業)存続へ
5月(17日~31日)に開かれた第二回市会定例会で審査された一般議案17件のうち、
敬老パスを継続して交付していくため、利用者負担額を改正する条例案も
提出され賛成多数で採決されました。
敬老パス事業については、自民党議団でも独自の市民アンケートを実施し、
磯子区内からも多くの方々よりご意見をお寄せ頂きました。その結果を基に、
私は昨年の本会議で市長に質問いたしました。(詳細は本誌一月号)
今回の改正案は横浜市で作った市民アンケートを参考に提出されいますが、
その集計結果を見てみると、既に敬老パスを利用されている市民と利用していない
市民とでは意見の隔たりがあるものの、事業を続けていく上でなんだかの工夫が必要との
意見は共通しており、我々の独自の調査でも同様の結果が得られていました。
改正のポイントは、市費負担額の固定(88.5億円)と利用者負担額を増やし(約10%)
5段階から8段階に所得区分化を細分化したことです。
そして今回の制度改正は、平成29年度(団塊世代が70を迎える)までを想定しており、
そこでまた検証を含め議論することになります。
市費の負担増を出来る限り抑え、交通事業者の理解と支援を求め、
敬老パス事業を存続させるためには市民の方々の協力が不可欠です。
■利用者負担額(年額)
①障害者等・・・・無料
②生活保護受給者、世帯全員非課税者・・・・3200円
③世帯に課税者有り・・・・・4000円
④所得150万未満・・・・・7000円
⑤所得150万~250万円未満・・・・8000円
⑥所得250万~500万未満・・・・・9000円
⑦所得500万~700万未満・・・・・10000円
⑧所得700万円以上・・・・20500円



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報告


事務所に募金箱を設置して、被災地支援をお願いして参りましたが、6月末までに
66,012円をお預かりいたしました。自民党横浜支部を経由して被災地に遅らさせて頂きます。
ご協力有り難うございました。

※今月号の内容について、あなた様のご意見をお聞かせ下さい。



頂きました貴重なご意見を、横浜市政に活かさせて頂きます


Eーmail :katsu-seki@earth.ocn.ne.jp


FAX :045-770-5605