岡村天満宮で合格祈願!!
1月~2月の受験シーズンともなると、岡村天神の名で親しまれている
岡村天満宮は、学問の神様として知られている菅原道真公を祀る事から、学業成就や合格祈願の参拝が多くなり、社殿の右側にある絵馬掛けは盛り上がるほど絵馬が奉納されます。

私も高校受験の時にお参りし志望校に合格することが出来ました。

天満宮の創建について、杉原敏之宮司
(中原の熊野神社のご親戚)は、「歴史が大変古くて確かな記録もありませんので、古老などに語り伝えられたもので推測すると、約800年前の昔、鎌倉時代に鎌倉の荏柄天神を信仰する源頼朝の家臣がこの地に移り住み、京都の北野天満宮の分霊を祀ったのが始まりでは」と話されています。

今では学問の神様として賑わいをみせている岡村天満宮ですが、明治の末から昭和の初めにかけては、毎月25日の「天神まいり」の日には、夜明け前から参拝客で賑わったそうです。その賑わいの様子を『磯子の史話』は次のように記しています。

『伊勢佐木町辺りの商店や料亭や魚河岸の人々に信者が増え、また市川荒二郎という関西歌舞伎俳優で、横浜になじみの深かった千両役者が大正6年に石灯籠を寄進したこともあって、
「天神まいり」は一層派手になりました……
大正12年の関東大震災で、一の鳥居や神楽殿は倒れ、社殿が傾きましたが、
社殿は直ちに修復し震災後しばらく鳴りをひそめていた「天神まいり」は、やがて前にもまして信者を増やし、料亭の女衆も着飾って色をそろえ、年を追って派手になりました。』境内には石造りの牛の像があり、身体のどこかが悪い人は、牛のその場所をなでて、その手で自分の悪い所をさすると、ご利益があると言い伝えられています。

また針塚、筆塚があり、2月8日の「針供養まつに」には、着物姿の女性が多数訪れ、いつもとは違った華やかなムードに包まれます。
早春のひと時、歴史が色濃く残っている境内を散策した後、
近くにある岡村梅林を訪ねてみませんか。梅のつぼみもふくらみ
、暖かい春の兆しを感じることでしょう。見ごろは3月上旬から中旬あたりで、

白梅や紅梅が咲き誇り地域の憩いの場として梅見客で賑わいます。