両親に彼を紹介する、実家訪問が終わった夜、実家に電話した。

あれだけではわからない。もう少し踏み込んだことがききたかったと言われた。

結局、彼の仕事が安定しているのかどうか。
家族でやってて、どれぐらいの規模でやっているのか。


その日父親が彼の話を聞いて受け取った尺度と私が彼から聞いて知っているのとではかなりの違いがあった。

でも、彼は私に話したこととほぼ同じようなことを両親にはなしてただけだけど。

お見合いをするときにプロフィールに昨年の年収が書いてあるのでその金額を父親にも話してたはずなのに…。

その事をいうとそれは本当の金額なのかと、話を聞くかぎりでは、それだけの収入がある仕事には思えないと疑う始末。

時々、父親はものすごく最悪の事態を考えて言うときがあるので、そう言って、私を試そうとしている節もあるかもしれない。

結局、父親も自分の尺度でしかみてない。


後は同居でなくてよいのかということ。
この件に関しては、その後彼から、はじめは家をでたいと思っているけど、いずれ同居してほしい、と言われた。

それを父親にいうと自活できるだけの収入があるのかと疑い、私がそれでやっていけるとは思えないと。

その他、色々…ギャンブルをするのかとかどんな友達と付き合っているのかとか…。


今まで、いろんな男性とお見合いして、何回か会ったりしてることもあった時、ここまで細かいところを父親に言われたことはなかった。

母親はよく言ったりするので慣れてしまっている。


ただ、彼自身の印象は悪くは見えなかったと言ってた。

“悪くはない”ってなんて皮肉っぽくて、消極的な言い方だった。

母親にいたっては、短い時間だったからわからないというだけ。


一見、和やかにすんだかに思えたけど、両親のホンネは、彼に会う前も会った後もさほど変わらなかった。

頭から反対するわけでもなく、心から賛成してくれるわけでもなく…なんかすっきりしない感じだった。

ただ、付き合いすら上手くいかないだろうとたかをくくっている両親に彼と付き合っているということは現実的にみせることができたとは思う。


その後私は、両親が不安に思うことを解消するためにはどうしたらいいか…と心を痛めることとなる。