その2は10月の中旬に彼が実家に来て、両親に紹介した時のことについて。

お見合いの件でご機嫌ナナメな母親だったけど、その日はテンションが高くて
「ヒミカちゃん、来るときにケーキ買ってきてね~」と当日受話器の奥から明るい声で言ってきた。

どうなってるんだか?だった。

私はどんな態度で両親が彼を迎えて、対応するのか、心配で仕方なかったのに。

一週間前に片付けを手伝いに行ったときより比べものにならないほどきれいに片付いていた。

お茶とかの用意もすでにされていて、私の手伝うことはすでになかった。

ご機嫌な原因は、思った通りに片付けができてすっきりした気分からなのか?

昼過ぎから彼から着いた電話を待つ間の方が、落ち着かなかった。

自分が彼の家に行く方が楽だったなぁ。

そして、彼が駅に着いて迎えに行き、家に到着。

彼は堂々とにこやかに私の両親に挨拶してくれた。


その後、一応和やかに歓談できた。

いくらうちの親でも初対面だし、本人を目の前にしたら、突っ込んだことをきくわけではなく…滞りなく終わった。

最後に、父親が、「とりあえず、しばらく付き合ってみて。」と言った。

私の受け取り方は、「とりあえず、今は何も言わないけど、しばらく付き合ってみて決めれば…」という当たり障りのない、けど消極的な言葉だと思ったが。

後から彼に聞いたら、「これからも付き合ってやってね。今後ともよろしく」的な受け取り方をしていて、そう言われて嬉しかった。と言った。

おめでたい性格だなぁ。

そう感じたならそれでいいかと思ってそのままにした。

心配してたよりも和やかにすんだから、両親も実際の彼に会ってみて、人柄の印象で考えが変わったりしてとひそかに期待思ったりしたけど…。

甘かった。

その後、両親のタテマエとホンネに私は撃墜されることとなる。