宮城公演の方に公言してしまったので、
ブログを更新します。

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夢を見た。


奈々瀬という女の子に出会った。

ライブの制作をしている女の子で、
リーバイスのGパンにビートルズのプリントのTシャツを着ている彼女は、
髪の毛をポニーテールに結わいている、
健康的で清楚な美人だった。

細身の身体の中で、胸だけが大きくTシャツを持ち上げているのが
とても目立っていた。「HELP!」の文字が歪んでいた。

彼女は
「一件仕事をするから、先にベットで眠っていて」

と言って、ベットを貸してくれた。

彼女の部屋のはずだけれど、
その部屋は私が仙台で眠っている部屋そのままだった。

夢にはよくそういうことがある。
現実と非現実が芸術的に入り交じるのだ。

すぐにうとうとし始めた。
すると、足下から何かが私の上にあがろうとしている。

(奈々瀬ちゃんかな…?)

彼女はお酒を飲んでいたから、
酔っぱらって私の上に乗っかってきたのだろうか。
そう思うと、ドキドキした。

彼女の身体はとてもセクシーだったからだ。
うん、きっとFカップはある。
帰ったらメンバーに紹介してあげようかな。
大きいの好きってみんないつも言ってるもんな…

そう思いながらうとうとしている私のベットに現れたのは、
見たこともない生物だった。


HELLO ENDING

「dscsあ。んcんlksdybc裏ユbc開くtvじゃsTCXジャZvtyかyづ;:g」


あまりの驚きと恐怖で声が出ない。

私の上にいたその生物は
黒と茶色の汚い色の身体をしていて、ヌメヌメと光っている。
目は一つしかない。
背中についている二枚の羽が、不気味な羽音をたてている。
触覚は針金のように固く、刺さると刺すような痛みが走る。


怖い。本当に怖い。
助けて、助けて。


奈々瀬ちゃんにSOSを出そうと必死に声を出そうとすると
遠くで彼女の声がした。


「マッキンリー!!どこへ行ったの?マッキンリー!!」



マッキンリー…??
え…まさか…


HELLO ENDING

こいつのこと……?

奈々瀬ちゃん、このゴキブリのお化けみたいなやつを
マッキンリーって呼んでる…??

卒倒しそうな頭でゴキブリのお化けを見ると、
どうやら彼女の声に反応しているようだ。

奈々瀬ちゃんが「マッキンリー!」と呼ぶ声の質からしても
こいつは彼女のペットのような存在であるらしい。

マッキンリーも頭がいいらしく、
私が異常に怯えている姿を見て
「大丈夫だよ」と優しく頭をなでようとする。

それがとても痛い。触覚が顔に刺さって恐ろしくいたい。

マッキンリーは私が戦意喪失して今にも気を失いそうなのを
 「もう大丈夫になった」と勘違いしたのか、
布団の隣に入ってこようとする。

マッキンリーのヌメヌメが素肌にあたって、
茶色いヌメヌメが私の腕や首にドロドロとついている。

奈々瀬ちゃん、ゴメンやっぱり私こいつ無理だわ、
バランスボールくらいあるゴキブリなんて多分ほとんどの人無理だわ、
もうホント無理、お願いホント無理なの、助けて助けて助けて…


「うあああああああああああああああああああああああああああ」

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実際に声が出て、絶叫して起きた。
大量の冷や汗をかいていた。

起きてからも衝撃的な残像が頭を支配していたので、
その場にあった紙にマッキンリーを書き写した。

そしてそのままフロントに行って、違う部屋にして貰えませんかと頼んだ。

「マッキンリーが出るんで」とは、言えなかった。


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本日宮城公演に来て下さったみなさま、ありがとうございました。

ホールツアーは残すところあと8本。
こちらは万全の準備で挑んでいます。
楽しみにしていて下さい。