「不謹慎かもしれないけど、僕は楽しかったな」



「キミのことを否定する訳じゃないけど、オレたちは楽しみに来ている訳じゃないんだ」



「私は、ここに来る事に大義名分なんか無くて良いと思うの。
 友達を手助けするように、特別大きなキモチもなくて良いと思うの。
 だってそれが【自然】でしょ?」



「そういう中途半端な気持ちはかえって被災者の方に迷惑になるんじゃないか。
我々は観光にきているわけじゃないんだ。」



東京に帰らなきゃいけない最後の夜、私たちを含めた100人で「帰りの会」が開かれ、
それぞれが今回の経験を経て自分の感想を言いあった。


みんなそれぞれ自分の正義があって、それぞれ違って、反発しあう時もあるけれど、
とても難しいことだけど、他人に押し付けない様にして貫かなければならないのだ。


「正義は相手を否定する時に使うのではなく、
 自分をふるい立たせる時に必要なものなんだと、思ったよ。」

帰りのバスの中で、星明かりしかない石巻の夜を見ながら、
深瀬が言った。

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例えば、目の前で知らない人が明らかに困っているとする。
—道が分からないのだろうか、誰か探しているのだろうか、何か大変なことがあったのだろうか…

イロイロ考えたあげく、勇気を出してかけてみるコトバ。

「どうしたんですか?大丈夫ですか?」

その瞬間に、色んなことが始まる。

財布を無くして帰れないのだと言われたら、お金を貸してあげるだろうし
コドモが見つからないのですと言われたら、時間があれば一緒に探しましょうかと言うだろう。

今回の震災も、同じことなのだ。

テレビの向こう側に映っていると、手を差し伸べるのが難しいというだけで
実際被災地へ向かってみると 
それは驚くほど素直に 体が反応する。

「私に出来ることであれば、お手伝いしますよ。」

そんなに難しいことじゃない。
そんなに考えて、悩むようなことじゃない。

apbank×ピースボート災害支援 では、土日だけお助けマンになれるという
何とも行きやすい週末プログラムもあって、
学生や社会人も多く参加していました。
この他にも、今、多くの支援受け入れシステムが作られ始めています。

行ってみたら良いと 思う。

【目の前で起こったことは、他人事じゃなくなる。】
人間のシンプルで素敵な構造。

We are with you.

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最後に私たちからの動画メッセージ↓