「今日のご飯なんでしょう!」

レコーディングの為に地下室で新曲のアレンジをした後
ピーマンを刻みながら中じんに聞いてみる。

切っている野菜はピーマン・人参。それを小さくみじん切りにしている所。
それから100g28円の驚異的安価で購入した鶏モモ肉も。

「えー!ほかに何か使うの?」

「うんとね、卵かなー」

途中からラブも加入。
野菜を小さく切るって事はー何だろ、えーっとと頭を悩ませながら二人で考えている。

「じゃあ当たらなかったらご飯ナシね」

「えー!!!」

こうなると二人とも本気である。
団長は買い物の時に私にインスタントコーヒーをねだる為についてきたので
今日の献立は知っていたから「あー俺もそのクイズ参加したかった!」と残念顔。

さて、分かるかな。
ヒントは普通は玉ねぎも入れるんだけど、高かったので断念したこと。



「じゃあ、せーので言ってご覧よ」

「よーし」

「せーの」



中じん「炒飯!」

ラブ 「親子丼!」

団長 「オムライス!」




中じん&ラブ 「オムライスかあー」



正解はオムライスでした。

外れたから中じんにはオムライスの炒飯部分だけ、
ラブには親子部分のみしか食べさせないよ、と言いながら
チキンライスをくるむ卵を用意している間に
サラダの野菜を切る事を団長にお願いする。

「サラダのきゅうり切ってくれない?」

「・・・・・」

「嫌なの?(笑)」

「・・・いや、い・・いよ。」

若干気が進まない様子。でも包丁とまな板の前に立ってどうやらやる気になってくれたよう。

「どんな形に切るの?」

「ん?何でもいいよ」

卵を焼いている隣で
可愛らしい包丁のゆっくりなトントンという音が聞こえてくる。

「出来た。これはあたり」

目を離すときゅうりはちょっと太めの丸型に切られていた。
その中で、格安で買ったために中身にちょっと穴があいているものがあった様子。


↓あたり

HELLO ENDING-a

「兄弟。いっつもおなかすいてるって言ってる。」

だそうで、兄は眉毛がある方とのこと。
かなり頼り無さそうなので、確かにおなかを空かせてそうではある。


4合のご飯はあっという間にオムライスになって、
一晩で彼らに飲み込まれてしまいました。

最近みんな私の2倍じゃきかなくなってきたね。
いっつもお腹がすいてるのは君たちじゃないのかい。