政府は助ける気が無いのかと勘ぐってしまう被災地・石川県にまた一つ、ジャニーズからの救済の手が伸びたとのお知らせ。
なんと!Kis-My-Ft2の皆さんが穴水中学校に!!!
— 【能登半島地震】石川県穴水町|公式 (@anamizu_town) February 25, 2024
被災者の方々に、ラーメンの炊き出しとお菓子の詰め合わせ・タオル・Tシャツなどの物資を届けていただきました。老若男女、皆さんに笑顔が戻り、本当に勇気づけられました。
㈱SMILE-UP.さんの素晴らしい活動に感謝です!ありがとうございました。 https://t.co/snvQFtZF05 pic.twitter.com/x5yzMC5L3J
今度はキスマイメンバーが! この寒い時期に温かいラーメン、子どもも大人も心安らぐお菓子の詰め合わせ! お風呂にもなかなか入れない今、何枚あっても困らないタオルにTシャツ!! そうそう。被災地の求めるもの分かってるぅ!!
被災地の皆様も当然、あのげっすいセンシティブ騒動は耳にしていることと思いますが。変な色眼鏡で見ることもなく素直に喜んでいただけたようで良かったです。
世間のイメージアップのために被災地に行ってる、みたいなクソみたいな言いがかりもあるようですが(※当然、ヲタの皆様にジャニーズの被災地支援の歴史を叩きつけられてました)
そんな横やりなど気にせず、これからもジャニーズが思う「必要な支援」を届けていって欲しいと思います。
さて、今日の話題。
世間が3連休な中、普通に土日休みだったブログ主なのですが。
日曜日はあちこち出かけながら、一日読書にふけってました。
まあまあボリュームのある本だったので数日に分けて読むつもりだったのですが、読み始めたら止まらなくなって結局1日で読み切ってしまった。
それがこちら。
直木賞、一緒に待ち会をしてくださった皆さん、ありがとうございました。
— 『なれのはて』(10月25日発売)公式アカウント (@narenohate_kds) January 17, 2024
『#なれのはて』が素晴らしい作品であるのは間違いないので、このあとも変わらず応援、宣伝、たくさん、どうぞよろしくお願いします! pic.twitter.com/rG8Sqnh58A
大野智のアート活動に触発されて(※諸説あり)、作家活動をスタートさせたNEWS加藤シゲアキさんの新作「なれのはて」!!
惜しくも受賞は逃したものの、直木賞の候補にも選ばれた本格長編ミステリー!!
いや正直びっくりしましたね。ブログ主、加藤さんの作品は数年前に「チュベローズで待ってる」を読んでいるのですが、あのときよりも確実にストーリー運びが上手くなってる!! 前作は、前半で鮮烈な印象を残したキャラが後半で亡くなったわけでもないのに急激にフェードアウトするなど、面白いけどストーリーの構成はもうちょっと捻れるかなー? とか偉そうなこと思ってたのですが! 今作はそういうストーリーの粗はほぼ無く、コロナ禍が訪れる直前の現代と大正~戦後にかけての過去回想を重ねながら、正義を貫いた結果、左遷された主人公が1枚の絵をきっかけに過去の失踪事件の謎を解き明かしていく一連のストーリーが丁寧に、重厚に描かれてて夢中になってしまった!
強いて言うなら、過去の回想シーンが「誰かが主人公に語ってる」パターンなのか、それともこれは主人公は知らない読者だけが知ってる過去なのか、が若干混乱したw あれ、竹二の存在って主人公はどこで知ったっけ? とか、何回かページを戻って確認したりもしましたが……こういうことをぺらぺらっとできるから、ブログ主は本は紙でしか読めないのです……とにかく、最初はテレビ局の闇を書くのかな? と思ったら次に著作権の話になり、焼死した兄と失踪した弟のミステリーに迫り絵を巡る争奪戦の話になり……一体、この一冊を書くために加藤さんがどれだけ綿密に取材を行ったのか? 回想パートは登場人物がほぼ秋田弁(東北弁?)で喋っていて、耳馴染みの無い方言の会話を他府県民にも理解できるレベルにかみ砕きつつ時代背景を壊さない程度にがっつり方言で書けるって、もしかして現地で取材してきたんだろうか? と、とにかく最初から最後まで想像以上にがっつり「長編ミステリー」していて、読み応えばっちりな作品に大満足してました。
……で、嫌でも思い出す。直木賞の結果が出る前に大野智と飲みに行って、もし受賞できたら表紙を描いて欲しい、とお願いした話。
大野智は(´・∀・`)<書くよぉ と簡単に言ってましたが……いやいや。これ、多分、大野智は読めないぞ……
長編の小説を読むって、ある程度「慣れ」がいるというか、とにかく普段文章を読まない人って、文章を読んで情景を想像することができないというか、加藤さんの本は別に難解な文章が使われているわけではなく、文体的にはむしろ平易な方に入ると思いますが。
それでも、この一冊を、普段本は読まないと言っていた大野智が読み切れるとは思えないなあ……
別に一冊じっくり読みきらなくても表紙は描けると思いますが、大野智は真面目だから表紙を描くのに中身を読まないなんて失礼な真似はしない、ような気がする……
そして途中で挫折して(´・∀・`)<シゲ、ごめぇん とか謝ってる光景が何かリアルに浮かんでしまったw
まず漢字にふりがな振られてないですからねw 一般文芸ですからねw
その昔、漢字検定7級の問題を(´・∀・`)<難しい と言っていて、「囲碁将棋」を(´・∀・`)<読めない と言っていた大野智にはちょーっとハードルが高い気がするけど、加藤さんはそこら辺をどうクリアするつもりだったんだろうか……
最初から最後まで読み聞かせをするとか? 相当ハードだと思いますが、作者自ら読み聞かせしてもらえるってファンにとっちゃ最高のご褒美だなあ。羨ましい。
いずれ映像化の話も来るんじゃないかな、とか勝手に期待しているのですが。
どっちかと言えば表紙より映像化したときの主題歌歌ってくれないかなあ、とか妄想したところで本日の記事はここまで!
小説好きな人にお勧めな傑作でした!