今年の24時間テレビの感想―ドラマー | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

かなり緊急のお知らせ。この後に続く本文は日曜日のうちに書いたのに、この前説は水曜日に追記しています。

こちらの番組、要チェックかも!

 

 

ジャニーズで演出と言うと長らく嵐の演出家様が取り上げられて来ましたが、近年は実際に後輩のプロデュースを手掛けている関ジャニの大倉さんの名声も高まって来てるよな、というタイミングでのこの番組!

大野智を尊敬している、と言ってくれている大倉さんがアイドルとして何を語るのか、気になる方は要チェックです!

さて、以下、日曜日のうちに書いていた本題です。

 

※この記事を書いている時点でまだ24時間テレビを全部見終わっていませんし、何なら日曜日の18時半くらいに書いているのでまだ24時間テレビが終わっていません、あしからず※

 

この記事を書いている頃には、ネット上で今年の24時間テレビの視聴率も発表済みで、番組内容をそのまま書き起こしただけの記事からお涙ちょうだいの記事、視聴率が下がった理由だとか募金額が下がった理由だとか(もちろん上がった場合でも)、ゲスい記事がネット上を乱舞してるんだろうなあ、と思いつつ。

ブログ主は今年は2日前の記事参照で「今年の24時間テレビに大野智が来ることは絶対にないな」と確信していたので、特に期待することもなく、録画をCM飛ばしながらだらだら見ていたのですが。

去年がMCどころかバラエティ経験もほとんどないようなKing & Princeで、そのトークのつたなさとか突発事態に対する弱さとかいろいろ気の利かなさとかにはらはらさせられたことを考えたら、だいぶ見やすい24時間テレビだったなあ、というのが正直な感想でした。

同時に、例年の「お約束」をいろいろ壊した、革新的な24時間テレビになっていたとも思います。

 

その最たる改定点――大体、夜の21時過ぎから2時間~2時間半くらいのボリュームで放送されるドラマ、主演がジャニーズじゃなかった!!

 

大体、24時間テレビの中のドラマはその年にパーソナリティを努めるジャニーズの誰かが主演を務めることが多いです。

去年で言うならキンプリの平野くんが主演の学園ドラマでしたし。

なお、この24時間テレビのドラマ、主演がジャニーズ……は1997年、堂本光一さんが主演を務めたのが始まりだったみたいです。覚えてますよこのドラマ。見てた。堂本光一さんが車いすになって、確か車いすバスケに誘われて、チームに自分の父親が入ってきて……とか、そんな内容だったはず。

この後、何度かモーニング娘主演とかを挟んだ後、2005年に阿部寛さんが主演(主要な役に草彅剛さんや当時まだJr.だった中島裕翔くん)のドラマを最後に、2006年からはずーっとずーっとジャニーズ主演が続いていたのですが今年、ついにその法則が破られた、と。しかも主要メンバーにジャニーズが誰もいない(もしかしたら、端役に誰かいたかもしれませんが分かりませんでした)……これはジャニーズがメインパーソナリティ務めるようになってから本当に初めてかもしれない。

主演が浅野忠信さん、寺尾聡さんで、内容は戦争で亡くなった画学生達が遺した絵を集めて美術館を作るというこう言ったら何ですが地味なドラマでしたよ……誰かが難病に倒れるわけでもない、誰かが派手な改革を起こすわけでもない。何しろ設定が「戦争で亡くなった画学生の遺した絵」ですから、それを保存している遺族たちも当然、かなり高齢の方々ばかりなんですよ。役者の平均年齢はもしかしたら過去で一番、高かったんではなかろうか。

この美術館は実在する美術館なので、言ってしまえばドキュメンタリーなんですが……派手な展開はなくて、派手に泣けるドラマでも無かったけれど。役者の高い演技力に支えられた、良作だったと思います。

こう言ったら何ですが、さすが、浅野忠信さんや寺尾聡さん、そして熟練の俳優女優の演技と比べたら、例年のジャニーズの演技はね……ドラマヲタからジャニーズってだけで色眼鏡見られるのも仕方ない、と思っちゃいましたよ。

でも、残酷なようだけれど。多分このドラマ、視聴率は例年より下がるんだろうなあ、とも、同時に思いました。あ、もし上がってたら申し訳ありません。この記事書いてるとき、まだ視聴率などの結果は出てないです。

 

24時間テレビのパーソナリティが発表されたとき、当然、該当メンバーのヲタ達は「もしかしたら今年のドラマの主演かも」って噂でさざめいてました。実際、最初にこのドラマが劇団ひとりさんが手掛ける、って発表されたあたりで、「二宮さんがタッグを組んだ」みたいな記事が出て、今年のドラマは二宮さんが出る、みたいな噂が一人歩きしていたんですけどね。蓋をあけてみたら、メインパーソナリティとは全然、全く関係ない人選のドラマだったわけでして……該当ヲタ達はがっかりしたでしょうし、ドラマの時間はほぼメインパーソナリティが映ることはないのでチャンネル変えたヲタも多かったんではないか、と予想されるのですが。

もしかしたら、日テレは、ジャニーズ人気に頼りっきりの24時間テレビから、世間から内容もちゃんと評価される24時間テレビにしようといろいろ画策してるのかもな、とは、ちょっと思いました。

24時間テレビのドラマと言えば、大野智が白血病に侵されて若くしてこの世を去る青年の役を熱演した「今日の日はさようなら」を真っ先に思い出すところですが。このドラマに限らず、難病に侵された、突然の事故で若くして障害を負った、という方が主役のドラマが20年くらいずっと放送されていました。

それが、偉人のドキュメンタリーにシフトチェンジしたのが2017年、亀梨さん主演のドラマで、これが歴代でもかなりの高視聴率を叩き出していたのですが。次の中島健人くん主演のドラマでがくっと数字が落ちて、次の相葉さんのドラマもまあまあ(歴代の中では)ひどい結果に終わって、次の志村けんさんのドキュメンタリーでまた上がって……と、日テレも何を放送すればいいのか迷走してる感がひしひし感じるのですが。

 

個人的には、地味だったけれど、今年のドラマは役者の演技力もあってだいぶ見応えのあるドラマに仕上がっていたな、という感想でした。

でも、結果が出なければまた来年はメインパーソナリティー(多分、ストーンズだかスノーマンだかの誰か?)のジャニーズ主演ドラマに切り替わるんだろうなあ。

大野智が富士岡耕太になりきって、げっそりと痩せて亡くなる役を熱演したのは2013年。あれからもう9年……

9年の間に、「嵐にしやがれ」を始め、いろんなコーナーが無くなっていきましたけれど。

伝統あるドラマ枠、視聴率が取れなくなったからって変なバラエティに変えられたりしませんように! と祈りたくなった今年のドラマでした。