両リーダーに共通するファンの子への感謝の気持ち | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

今日は本当はライブの雑感記事の続きでも書こうかなあ……と思っていたのですが。

ボケーっとTBSを眺めていたら始まった金スマが、たまたま嵐の後輩・Kis-My-Ft2がゲストでしてね!

しかも2時間SPべったり全部キスマイ!! 何て豪華な!! 大野智以外のジャニーズに詳しくないブログ主でも知っている、金スマMCの中居正広さんとKis-My-Ft2の間には他のジャニーズには無い深い深い絆があることを!

これは見逃せないな、嵐の話題が出るとは思えないけどちゃんと見よう……と腰を据えて見ること2時間。

 

良かった!! 思った以上に感動した!!

というかところどころ大野智を思い出した!! 大野智もその熾烈な争いを潜り抜けたんだよな……とちょっと感慨深かった!!

というわけで記事にしたためて見ることにしました。

 

 

本当にべったり2時間SPでした。ファンの方にはお馴染みかもしれませんが、ブログ主には初耳なエピソードがたくさん披露された、それは盛沢山な2時間でした!

キスマイの藤ヶ谷くんと北山くんが嵐のバックで踊っていたことは知っていましたが……藤ヶ谷くんは98年入所、北山くんはもう今年で36歳と、本当ならNEWSあたりと同期だったと聞いてびっくりでした。2003年デビューのNEWSと2011年デビューのKis-My-Ft2……どころか2007年デビューのHey!Say!JUMPは完全なる後輩なのに、その後輩のバックで踊らされたとか、実力主義の芸能界らしい、厳しい現実があったんだなあ……とちょっとホロリ。

中でも印象的だったのが、誰かが言っていた「先にデビューしていくJr.のどこが自分より優れているか分からない」というコメントでして……

自分は歌もダンスも頑張っているつもりなのに、どう見ても自分より手を抜いているJr.が先にデビューしていく、何が悪いのか分からない、みたいなエピソードに、どうしても「やる気が無くて母ちゃんに手を振っていた」という大野智のエピソードを思い出してしまいましてね……

大野智ヲタからすれば、類まれなる歌とダンスの実力を事務所が見抜いてくれたんだ! と誇らしい思いでいっぱいでしたが。

そうだよなあ……

努力が必ず報われるとは限らない。そんなの、芸能界に限らずどんな仕事でも立ちはだかる冷たい現実ですけど。

当時まだ中学生とかそこらの少年達からしたら、割り切れないだろうなあ……

 

他にも、キスマイのメンバーがなかなかデビューできなかった、元居たJr.のグループがどんどんデビューしていくのに、自分たちはそのグループから追い出されてしまった落ちこぼれの集まりだった、みたいなエピソードとか。

ようやくKis-My-Ft2もデビューできそうだ、となってきたとき、ジャニー社長は7人のうち横尾くんと二階堂くんが外されて5人でのデビューを目論んでいたとか。

そんな辛いエピソードを交えた上で「辞めた方がいいのか悩んだ」「辞めたかった」みたいな話を聞かされると。

デビューのとき、人気絶頂だったときに「辞めたかった」「辞めたい」とたびたび漏らしていた大野智……ヲタの間ですら賛否両論だったその態度、当の事務所内ではどんな風に思われていたんだろう。テレビで辞めたい辞めたい言うことに注意されたりしなかったのかな、とちょっと心配になってしまいまして。

まあ、もう今となっては過去の話ですけれど。明らかにキスマイのメンバーが口にする「辞めたかった」と大野智の「辞めたかった」は意味合いが違うと言うか。

辞めたい、と言っても辞めさせてもらえなかった大野智ももちろん辛かったと思いますよ。騙されてデビューさせられたって、言い方を変えればやりたくない仕事を強要されてる、ということになりますからね。入所から数えて26年?の間、大野智が味わってきた苦労も苦痛も決して軽視する気は無いのですが。

一方で、デビューしたくて頑張っても頑張っても報われることがなくて、ようやくデビューできそうとなった途端にグループから切り捨てられて、恐らく当時の彼らが「辞めたい」と言っても事務所は誰も引き留めなかっただろうキスマイメンバー……そして多分、彼らは結果的にデビューできたからこうして表で発言する機会があっただけで、水面下で同じような思いをして実際に辞めて行ったJr.は数多いるだろうことは予想に難くないわけで……

彼らのことを考えたら。本人にその気がなくても、大野智の「辞めたかった」発言は、それはやっぱり、嫌味、というか。高みにいる人間の贅沢な悩み、というか。余計な言葉だったよな、と。今になって実感です。

 

後は、にわかのブログ主でも知っている前列3人+後列4人の格差問題とか。

この問題、後にデビューしたSexyZoneでも言われていましたよね。前列3人+後列2人の格差問題。過去にさかのぼればV6のカミセン・トニセンの格差もでしょうか?

ブログ主が読んだネット記事では、こういった「格差売り」は今はもう事務所にいない某女性マネージャー? の得意とする売り方だったそうで。

ようするにその時点で人気の劣るメンバーをわざと劣悪な環境に置くことで、彼らのファンが奮起するように煽ってる、とか、そんな論調の記事を読んだ覚えがあります。実はHey!Say!JUMPのメンバーも当初は同じ女性がマネージメントしていたけれど、彼らはそういった格差売りを嫌がって事務所に直訴したとか何とか。

あ、ネットの記事なのでどこまで真実かは分かりませんよ。全部嘘かもわかりません。ただ、グループごとに売り方に特色があるのは事実だよな、と。

キスマイのようなグループを2分する格差売りで出て来たグループもあれば、NEWSの山下智久さんやHey!Say!JUMPの山田涼介くんのように、グループの中に1人、圧倒的なスターが居て、そのメンバーを前に前に出すことでグループの他のメンバーを引っ張っていくグループとか。

 

ブログ主は最初聞いたとき、嵐がどっちの売り方にも与しなくてよかったな……と思ったものです。

 

格差売りの方に行ったら大野智は間違いなく後列側に入れられたでしょうし。圧倒的スターがいるグループの場合、大野智はスター側で売り出そうとしても「俺はいい」とか引いてしまいそうだし、かと言ってその他大勢側に回すと「俺がいなくても大丈夫だよね」となってしまいそうだし……

嵐はよくも悪くも、デビュー当時は5人集まって1人前、みたいなグループだったから、誰か1人でも抜けたらグループとして成立しない、全員で頑張らないといけない、というグループだったから、結果的に大野智が20年以上も頑張れたのかなあ……などとぼんやり考察(※私見です)

歌、ダンスで引っ張る大野智、話術とMC力で引っ張る櫻井さん……のように、それぞれ違った個性と違った特技で全方面あらゆる仕事に対応できるように頑張って頑張って頑張り続けて、嵐は頂点に上り詰めたんだよなあ……

キスマイメンバーが「落ちこぼれ集団だった」「センターになれるメンバーが居なかった」と語っているのを聞いて、批判されていた格差売りも、事務所がこれと言った売りのないグループを何とか話題にしようと頑張った結果だったのかな……結果的にメンバーもファンも苦しむことになったけど。実際にその手のネットニュースたくさん見たし話題になったことは事実だしな……と複雑な気分でした。

 

そんなキスマイメンバーが、中居正広さんと出会うことで一気にお茶の間に知られる存在となって現在はフジテレビ、テレビ朝日、TBSと3局にレギュラーバラエティを持つまでに成長したと思うと、中居さんも感慨深いでしょうね。

最後には4曲くらいの豪華なメドレーで締められていましたが。中居さんとキスマイメンバーの絆にほっこりした2時間でした。

特に感動したのが、中居さんの最後の言葉。

 

「後はファンの子を大事にしてください」

 

同じだ……

大野智と同じこと言ってる……

 

SMAPと嵐。頂点を極めた2グループのリーダー。解散と活動休止、形態は違えど、20年を過ぎたところでグループとしての活動を止めたことも同じ。

両グループのリーダーが同じようにファンの子を大事に、と言っているのを聞いて。

ああ……今、まさに今、大野智と中居正広さん、1:1での対談が聞いてみたい……と、切実に思いました。