【ネタバレ注意】「忍びの国」を見てきました⑮ | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

本日の真夜中、「忍びの国」関連の番組があります!

何と関西ローカルで!!!

 

 

大阪は梅田で大野智&知念侑李のコンビで舞台挨拶をした日に、収録されたものと思われます!

2週間ほど前に前半部が流れ、「この続きは24日に!」……と言われてから長かったですよー!! 待ちましたよー!!

どんなインタビューなんでしょう。関西ローカルだからもっとがっつり突っ込んだことを聞いてくれていいんですよ(ФωΦ)

 

さて、「忍びの国」の感想続きです。

例によってがっつり内容に踏み込んでいるので、まだ見てない! 内容知りたくない! という方はこの先を読まないようにお願いします。

 

××××××××

 

目の前で凛姫に自害されるという衝撃の展開を経て、無門さんが何を思ったのかは謎ですが――

無門がとっとと逃げ出した頃、信雄は乱心中。

城内の部下という部下を集めて「今すぐ伊賀を攻めるどー!!」と大騒ぎ。寝巻着替えなさいよ。

この騒ぎに、大膳と左京亮もきっちり着替えて駆けつけてますが彼らは織田城に住んでるのか? それとも近くに自宅があるのか? ってかこの二人は結婚してんの? いろいろ私生活が気になる。

 

(#o・ω・)「ええい黙れ黙れ! ただちに伊賀を攻める! おのれ大膳何しに参った!! わしを笑いに来たか!!!」

 

信雄、お怒り中。姿見せた大膳にムキーッ!! ってかみつくも大膳薄ら笑い。殿に対する態度じゃねえ。

 

(大∀膳)「気は確かか?」

(#o・ω・)「よく聞け大膳! お主がおらんでも、わしは伊賀を攻める!」

(大∀膳)「待て。今、何と申した」

 

すいません。正確に書き起こしてると思うんですが何回思い返してもこの流れが意味不明だ。

信雄の一言により、大膳は十二家評定衆の悪だくみにピーン! と勘づくのですが、この一言の何が引っかかったのか本当に意味不明だ。

原作では柘植三郎左衛門ってキャラがうまいこと大膳の思考の隙間を埋めて、「はっ、そういうことか!(ピーン)!!」な流れにもそれほど不自然さはなかったのですが……つくづく重要なキャラだったよ柘植……

 

と、置き去りになってる観客そっちのけで、大膳は左京亮に「俺が戦に出なかったらどうなる?」「お主が出なかったら戦いに出ない伊勢衆もいっぱい出ると思うよ」と、以前に交わした会話をリフレイン。

そのまま場面は転換し――

 

(大∀膳)「お主が伊勢に来た理由を聞かせろ」

(下д山)「?」

 

次に大膳が現れたのは先ほど無門がうろうろしてた地下牢。

相変わらず荒縄で縛り上げられて正座してる下山平兵衛の前にて、大膳と左京亮が詰問です。

ってか待てーい!! わたしは見逃さなかったぞ! この2人、平兵衛の牢の向かって左手から現れたけど、その方角に凛姫の座敷牢あったろ! 姫様がそこで自害してるのにそれについてはスルーかーい!!! 

 

失礼、話がそれました。

 

ともかく、大膳、平兵衛から伊賀衆がいかにひどい連中かをとうとうと語ります。

可愛い可愛い弟を無残に殺されたのに誰もその死を悼まない。伊賀衆許すまじ! だから伊賀衆を皆殺しにしてくれ! 極端やがなw

 

まあともかく、暗い目でまくしたてる平兵衛を見下ろして、大膳、全てを悟ります。

 

(大∀膳)「平兵衛、お主、術にはまったな。恐らくその小競り合いすらも十二家評定衆の罠。伊賀衆らしからぬお主の気性を利用したのだ……何故そんな真似をしたのかって? 俺だ! 俺が戦に出なければ伊賀は勝てる、そう踏んで奴らは挑発し続けたのよ!!(意訳)」

 

エスパーかw いやいくら何でも論理が飛躍しとるやろwww

 

そもそも前に突っ込んだのですが、平兵衛の弟ちゃん殺害と北畠当主の暗殺の時系列が前後してましてねえ。弟殺害の後に北畠当主が殺害されたとなると、日置大膳が戦に出ない前提が崩れることに(ぶつぶつぶつぶつ)

 

まあともかく。このやり取りを経て大膳、がらりと意見翻します。

ずかずか殿の間に向かったかと思うと、相変わらず寝巻姿の信雄の前に正座して満面の笑みで一言。

 

(大∀膳)「この日置大膳、伊賀攻め、お受け致すぞ」

(#o・ω・)「ムキーッ!! 今更何だー!!!」

 

そらそうなるわw わたしが信雄でもそう言うわw

 

怒る信雄無視して大膳演説。いわく、この俺がいなければ勝てるとか伊賀衆やるじゃん! なら俺様戦うもんね! 的な説明に信雄、大激怒。いやそら怒るで。

 

(#o・ω・)「己のみを高しとみて好き放題言いおって! お主がおらんでも伊賀攻めたる! お前らもだ! 心底わしに従っておらんのなら伊賀攻めに加わるなー!! このわしの手勢だけで伊賀攻めたる!!」

(大∀膳)「勘違いするなよ小僧!!!」

 

エーンエーンお前らみんなしてわしをバカにしおってー! 的駄々をこねる信雄、大膳に一喝されるの巻。知念くんが小さいのでまさに大人と子供の体格差。日置大膳が完全に子どもをいじめてる図になってますがな。

 

(大∀膳)「ここにおる誰もがお前の親父のためにお前に従っておるなど当たり前のことじゃ! 俺が戦うというのはお前のためなんかじゃない、俺のためじゃー!!」

(#o・ω・)「おのれ申したな!」

(大∀膳)「だったら何だ!!」

 

補足すると、大膳は弱いものいじめなんかしたくない、数に劣る阿呆な忍びなんか相手したくない、という理由で伊賀攻めを拒否ってたので、実は伊賀の忍びがすげー人心掌握術に長けてるというか、自分の行動を全て見抜いた上で戦いを仕掛けてきたその戦略に「相手にとって不足なし!」と認めたから意見翻して戦うことにした、って理屈です。原作ではそういう理屈だったよ。映画では「俺のため」の一言で済ませてたけど。

 

まあこの恫喝で信雄、うぇーんとガチ泣きです。寝巻の胸元締めあげてた大膳が「やべ泣いた!」「泣かせた」「日置殿が泣かせた」的な視線を浴びて手を離したらその場に崩れ落ちてしまいました。

 

そして初めて、信雄の心境が語られるのです――

 

お前らがわしを慕っておらんことくらい知ってるもん。でもお前ら、わしの気持ち知らんやろ。何をやっても叶わん天下一の父(=織田信長)を持ったことないやろ。

大膳と左京亮ごめんね。北畠父をお前らに討たせたのはわしの間違いだったよー(意訳)

 

誰も知らなかった信雄の本心。偉大なる父に何とか認められたくて――って辺りは信長が出てこないせいでかなり原作と比べて薄味になってるけど、とにかく偉大すぎる父親を持った凡庸な息子の悩みぶちまけて、ついでに過去の自分間違ってましたー! と認めることで、その場の空気は一変。

 

まずは大膳の拳が信雄の顔に一発。下手したらここで不敬罪くらって大膳が命を散らすところでしたが、さすがにその展開にはならず――

 

(大∀膳)「殿! 伊賀を攻めるなとの父上の言葉は、殿のみで伊賀を攻めてみせよとの裏返しにござる!!」

 

それ、だいーぶ前に下山平兵衛が伊勢に乗り込んで来たときに言ってたやんかw

 

とは誰も突っ込まず、今こそわしら殿に従いまーす! 一緒に伊賀を攻めようぜ! 応!!!!

終始信雄に冷たかった日置大膳が信雄を殿と認めたことで、その場の武将達は一致団結。

城爆破とか舐め腐ってる伊賀勢を皆殺しにしてやるぜ!Hey!!

的に盛り上がる中、果たして無門は――?

 

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わお長くなったΣ

このシーンは知念くん演じる織田信雄の一番の見せ場ですね。

石原さとみさんは、このシーンを見て泣いたとか何とか!

知念くんは本当にいい役者になったなあ……とこのシーンを見てしみじみ思いました。

さて次回は伊賀パート。小茄子を手に入れた無門はどう動く!?