ここをこうすればよかったのに 2 | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

今日のVS嵐見られましたか!

もーう大野智のすごさが存分に詰まった1時間でしたねー♪

冒頭での焼き肉店でのエピソードでにこっ♪と見せる笑顔にノックダウン

両手に花状態で微笑む(´・∀・`)にノックダウンと、見せ場連発に歓喜していたのですが。

何と言っても、酸っぱい饅頭食べても微動だにしない大野智に、その演技力・精神力の神髄を見ました!

いくら演技力があっても、涙とか身体的な反応まで完全に制御しきるのはそう簡単なことじゃないですよ。それを「これでリーダーだったらすごい」と相手チームにいわしめるほどの完璧な「無」を返した大野智は本当にすごい人だ! と感心です。

こんなに表情を殺すことができるのに、何故ババ抜きがあんなに弱いのかが不思議ではありますが……まあ、恐らくですがババ抜きは個人戦だから顔に出ても自分1人の負けで済みますが、今回の対決はチーム戦だったので自分の失敗で迷惑かけるわけには……! という心意気かなあ、と予想しました。

大野智の演技力をアピールしてくださったVS嵐さん! ありがとうございます!

 

さて今日の話題。

大野智の歴代主演ドラマ。ここがこうなってたらもっと良かったんじゃない? な記事第二弾です。

本日話題にするドラマは!

 

「死神くん」

 

このドラマは30年近く前の漫画が原作です。わたしこの漫画大好きだったんですよ! 読んで何度も感動の涙を流した傑作です。作者があの「ついでにとんちんかん」(※多分若い人は知らない)を描いた作者だと知ってから読むと二重に驚きます。

この漫画が2014年になってドラマ化されると聞いたときは驚きましたよ! 30年経ってもこのドラマを映像化したいと思って下さった方がいたことにまず驚き、あの漫画を大野智主演でドラマ化しようとしたことにも驚きです。

原作漫画では、主役の「死神くん」てほんの子どもなんですよね。あえて誰かをあてはめろと言われたら鈴木福くんとかになるんでしょうか?

そしてカラスは本物のカラスです。空を飛ぶカラスです。人間に変身はしません。基本的に死神くんの帽子に止まって死神くんにあれこれ指示を出す存在です。

これ、どうやってドラマ化するの? ……と思ったら大胆なアレンジかけてきましたねー。何しろ30年前の漫画ですから、時代背景的に不自然な描写等いろいろあったと思うのですが、それをうまーくアレンジしたな、という印象です。

 

で、ここから苦言というか要望というか。

 

このドラマを見てつくづく思ったのは、演出家というか監督というか、とにかくドラマをまとめあげる人が誰か、というのは本当に重要だな……という点でした。

最初はあの映画「リング」を手掛けた監督だ! と大喜びしていたら、2話、3話、4話と次々監督が代わると聞いて「ええええー?」と思ったものですが。その影響はドラマに如実に表れていたかと……

 

一話一話を見たらどれもいい話です。どの話にも感動ポイントがあり、それぞれ考えさせられます。

ですが、話を通してみるとどうしてもあちこち違和感が。

 

つまり、「死神くん」の性格が安定してないんです。話ごとに反応とか言葉遣いとかが、ちょいちょいとぶれてるんですね。これは大野智本人も言ってました。「話ごとにちょっと印象が違うかも」と。

別の人が作った話だから、それぞれの監督の色が作品に出るのは仕方ないことだと思いますがー。どの監督の話も素晴らしいです。だけど誰か一人に通して担当して欲しかったな、と思いました。

 

わたし、個人的には2話の話が大好きです。

死神くんが落としてしまった死神手帳を生命保険に利用する人間。その人間と死神くんの間に芽生える奇妙な友情……ラストのどんでん返しも含めて、本当に感動しました。

微妙に疑問だったのは、死神手帳には名前と死因しか出てないのにどうやって本人を特定したのか、という点ですが。まあ死神手帳はいわばドラえもんの道具のようなものなので、細かく突っ込むのは野暮というものですね。

原作として評価が高いのは1話の「心美人」の回ですが、この回で実は今は若者たちのカリスマ的存在・大原櫻子さんと共演しているんですねー。各々の回のゲストがとても豪華だったのもこのドラマの特徴。

忘れてはいけない、大野会の一員である菅田将暉さんと共演したのもこのドラマでしたね♪

 

コメディ、シリアスと振り幅の激しいドラマでしたが、わたしはこのドラマ大好きです。

金曜ナイトドラマということで、数字の面ではまあ「鍵のかかった部屋」や「怪物くん」のような記録は出ないだろうな、と思っていましたが、初回視聴率が11%超、占有率が25%を超え、業界が騒然となったそうです。さすが大野智!

ちなみに金曜ナイトドラマでは、この「死神くん」が2桁視聴率を記録した最後となっています。

テレビ朝日のドラマなのでMステで何度も主題歌を披露してもらえましたし、「鍵のかかった部屋」ではまったときはまだTwitterでの交流もほぼなかったので、この「死神くん」が初めてTwitter実況しながら視聴したドラマでした。あーいろいろ思い出深いです。

 

オチとしては、関西では某ナイトスクープなる番組のせいで放送が他の地方より1時間遅れとなるため、実況ももちろん1時間ずれていたという……

わたしのツッコミ実況を既に視聴済みの関東民の方がニヤニヤしながら見ていたらしいです。地方の壁反対!!