今日は嵐にしやがれで大野智のコーナーがありましたね!
後輩との巨大餃子作り、楽しそうでした。
激しく皮をこねていたら吹っ飛ぶ帽子、その下からさらさら~~っと流れる髪に無門様の面影を見た気がします!!
最近のバラエティでは、いつも髪を目立たないようにまとめていますが、一度自然に下ろした姿を披露して欲しいです!
さて、昨日の続きです。
「鍵のかかった部屋」の1話! わたしが大野智にほれ込んだ1話、語りたいことが山ほどありすぎて困ります!
さて、銀行の大金庫に頭取と上司を閉じ込める、という最悪のドジをやらかした青砥純子嬢。
それにもめげず、例の自殺で片づけられた案件は実は殺人なのでは、という件を蒸し返して上司にうざがられます。
そのときにさりげなくワゴン車に荷物を片づけている榎本径とすれ違っているのですが、このときは「あ、お疲れさまです~~」と華麗にスルー。
純子「ちゃんと専門家の話を聞いた方がいいですよ!」
芹沢「はっ、事件の専門家は警察ですよ。一体誰に話を聞くって言うんだ!」
純子「だから、鍵とか、防犯とかに詳しい……警備会社の人とか!?」
はっ!!
純子「す、すいまっせえええええええええええん!!!!」
榎本「…………」
ここで、純子と榎本、正式な対面です。
事件は密室の中で起きたので自殺と言われている。しかし状況を考えると自殺とは考えにくい。
疑わしい人物もいる。もっときちんと考えた方がいい! と上司に盾突く純子、すれ違った榎本の元に全力ダッシュで「鍵がかかってて誰も入れない家の中で人が死んでたとして!!」と状況をまくし立てます。
普通の人だったらドン引きするところでしょうに、全く表情が変わらないのが榎本のすごいところです。
榎本「密室ですか」
純子「そう! 密室!」
芹沢「おい!いい加減にしろ! すいませんね、突然。いきなりすぎるんだよお前は!」
見ず知らずの警備員にいきなりぺらぺら事件概要をしゃべり始める部下を慌てていさめる上司・芹沢。
愛想笑いで立ち去ろうとする芹沢に、榎本は言い切ったのです。
榎本「できますよ」
芹沢・純子「……え?」
榎本「それが誰かに作られた密室だというのなら、解けない密室なんて、この世に存在しません」
かっこいいー!!!!!
全国の大野智ファンはきっとテレビの前でそう絶叫していたに違いない!!
いやーかっこよかった。寡黙で滅多に感情を表に出さないのに、自分の得意分野に関するその信念とプライドにしびれました!
あの芹沢を一言で黙らせた榎本、次のシーンでは仲良く(?)3人で車中の人になっています。
再放送で気づいたのですが、てっきりそのまま奥多摩に移動したのかと思ったら、榎本の服装が違うので後日改めて仕切り直しになったようですね。
してみると、携帯の番号を交換しあったのは出会いの日の別れ際かなー? とか、放送されなかったシーンにまで思いを馳せていたものです。
まあ、こんな感じで榎本径、青砥純子、芹沢豪のチーム・榎本は結成されました。
奥多摩の事件現場では、なかなかグロかったらしい事件現場の様子に純子が嫌そうな顔をする一幕もあったものの、全く気にも留めずマイペースに部屋を調べ続ける榎本に完全に目を奪われていました。
このシーン! 皆さん見ておられましたか!
榎本が部屋の隅々まで調べて回るんですが、その動きがめっちゃ機敏なんですよ!
まさにしゅたっ! しゅたたっ! って感じで、眼鏡に惑わされてましたが相当に運動神経がいいであろうことを匂わせていましたよ!
実は、原作通りに行けば「狐火の家」とかで榎本の卓越した運動神経が披露されるシーンもあったはずなのですが……カットされちゃったんだよなあ……7話の感想でその辺詳しく述べますが……
そうそう、原作を読んでいない方も多いと思われますが、ドラマ「鍵のかかった部屋」と原作の「防犯探偵・榎本シリーズ」はかなり設定もストーリーも違います。
根幹となるトリックは変わっていないものの、それを取り巻く設定をここまで大胆に変えてくるって脚本家すげーっ! って感心したものです。
失礼、話がそれました。
まあともかく、一話の時点では榎本の実力がわかっていないため、芹沢は「あいつは何もわかってない」とか捨て台詞吐いたりしちゃってますが、純子はもくもくと家の中を調べまわる榎本にただものではないオーラを感じ取ってる?
一旦は「ちょっと考えてみます」的に退散する3人でしたが、「自殺だ自殺!」と片付けたがる芹沢とは対照的に、純子はコンビニで一生懸命部屋の見取り図を描いたりしながら、「自殺じゃない」という依頼者の言葉を信じようと懸命に考えています。何でこのシーンを再放送でカットした。
あーそうなんですよ! 1話はやはり初回と言うだけあって、いろいろと名シーンが詰め込まれていたのに。やはり時間の制約があったのか本当にあっちこっちがカットされてたんですよ! わたしが榎青きゃー!ってなったあんなシーンやこんなシーンがカットされないでくれ! と祈るばかりですよ!
……はともかくとして、山荘を去ってから数日、榎本からの音沙汰はなかったもよう。
芹沢からさっさとこの件から手を引けと怒られた純子、榎本の名前持ち出して必死に食い下がろうとしたそのとき、鳴り響く電話と表示された「榎本 径」の文字にそれはそれは嬉しそうに「榎本さんです!」と笑顔浮かべてました!
フルネームだ! この後二度と「径」なんて呼ばれるシーンは訪れませんでしたが、純子、榎本から「径」って名前教えてもらったんだ! と一人で勝手にテンション上がってました!
もしかして、榎本の携帯には「青砥 純子」って入ってるのかなー♪ とかかなりドラマの本筋と外れたシーンでうきうきしながら、芹沢&純子、榎本の職場に潜入! なシーンを見守りました。
東京総合セキュリティ……この後、純子がたびたびお菓子を持って通い詰めることになる榎本の職場です。
警備会社の癖に、制服姿の女子中学生が入り込んだり明らかに頭に「ヤ」のつく怪しいお仕事の方が入り込んだり、そんなざるみたいなセキュリティでいいのかと何度もつっこんだ榎本の城です。
まあ、この時点で、その後そんな展開になるなんて視聴者は夢にも思わなかったわけですが!
応対してくれた立川なる社員からは、露骨にうさんくさげな視線を向けられます。
立川「榎本? 榎本径のことですか?」
すいません! さっき「この後二度と径なんて呼ばれることはなかった」とか書きましたがここで呼ばれるシーンあったの再放送見るまで忘れてた!!!
榎本がいないシーンについてはとことん記憶曖昧で本当すいません!!!
えーまあこのシーンを開設すると、立川がちらっと視線向けたのは空っぽの机で、多分そこが本来の榎本の席なんでしょうな。デスクは残されてる、と。
しかし、榎本はここにはいません。で、2人が案内されたのが?
芹沢「本当にこんなところに榎本がいるのか?」
純子「ここにいるはずだって……」
地下・備品倉庫。備品倉庫って言うからには多分東京総合セキュリティの備品を保管する倉庫のはずなのに、びっしり鍵のコレクションで埋め尽くされた、榎本の職場。
榎本さん、榎本さん? と名前を呼びながら入り込んだ純子と芹沢の目に飛び込んで来たのは、来客に背を向ける格好で、もくもくと解錠に取り組む榎本の姿。
耳に突っ込まれた白いイヤフォンの存在に気づいて、優しく肩を叩く純子の姿が愛おしい!
その純子の姿に気づいて、素早く! 本当に素早くしゅたっ!と立ち上がっていそいそ椅子を出してくる榎本が素敵でした。きっとあの倉庫にお客さんが来るなんて滅多にないことだったんだろうなあ……
あーそういえばここでもいっぱいカットされてたんですよ再放送!
本当なら、ここで純子が興味津々に鍵を見て回って、榎本の猛烈な勢いの鍵解説が始まったり、純子が可愛い象さんに惹かれて手を伸ばしたら腕に手錠ががちゃーんとかあったはずなのに!
そこをばっさりカットしたせいで、普通に「こんにちはー」って挨拶交わした純子の腕に次の瞬間手錠が現れる珍事が発生してましたよ!!
再放送はめっちゃ嬉しいけど本当にそこをカットするのはやめてほしかったなー!!!
まあ、それはともかく。
純子「あ、わたし、見取り図を描いてきたんですよ」
榎本「(無言ですたすた)」
丸椅子に座る芹沢、自分の渾身の成果たる見取り図を取り出そうとする純子、そんな二人を一顧だにせず、ロフトに上がっていく榎本。
どんっ、と机の上に置かれたのは、それはそれは立派な、事件現場の模型――
芹沢「おい、さっき見取り図書いてきたって言わなかったか」
純子「言ってません」
芹沢「あっ、そう」
わたしは鍵部屋の、こういう何気ないワンシーンが大好きなんですっ……!
こういう細かいセリフのやり取りが、本当に秀逸なドラマでしたっ……!
チーム榎本最高! もっともっとこの3人の絡みが見たいよ、本当にっ……!
やたら長くなったのでさらに翌日に続く!