感想もラストスパート!
一気に行きます!
美咲とお話ししたいが一心で生み出した「いさなみすやお」「いさなみしほ」夫妻。
翌日、社長室で落書きしてる鮫島に舞子秘書は怪訝な顔です。
秘書「何をしているんですか?」
鮫島「いさなみすやお先生を知らないのか!」
知ってたら盗聴器仕掛けてたレベルの話になってかなり怖いんですがw
ともかく、上機嫌の鮫島。架空のいさなみ先生を絵にして色を塗ってわざわざ美咲に送信。
「意外と老けてましたね」とか美咲もノリノリです。
ってか、鮫島の中の人はすごく絵が上手なんですよ! プロ並みの腕前で個展を開催しているレベルに達しています!
あのいさなみ夫妻の絵は、中の人が本当に描いたのか?
これ、いつかどこかで語ってほしいなあ。
まあそんなわけで仲直りもできてめちゃくちゃ上機嫌な鮫島の元にかかってきたのは、和田社長からの電話。
和田「柴山美咲と来れることになったんだって?」
鮫島「はい……あの、言いませんよね」
和田「ん? 何を?」
鮫島「その、彼女と付き合うために、和田社長にいろいろアドバイスをしてもらったってこと」
和田「言うわけないじゃないの♪」
どうやら、ホテル協会のパーティーについてのお話しのようです。こそこそと念押しする姿がちっちゃい、ちっちゃいよ鮫ちゃんw
そんな鮫島に僕を信じなさい的な発言する和田社長は大人……なのか?
で、そのままダンスはできるのできないのという話に発展。今度のパーティーは、何だかお偉いさんの意向でダンスパーティーが計画されているそうですよ。どんなパーティーだよ。
和田「鮫島くん、踊れるの?」
鮫島「心配頂かなくても大丈夫です。和田社長こそ、踊れるんですか?」
しかし鮫島、ここは自信満々です。
何やら留学中にぶいぶい言わせてたらしいというのが運転手談です。
相手が舞子秘書でもヒグマでも踊って見せると豪語する腕前らしいです。
何で舞子秘書とヒグマが同一に並べられてるんだw 失礼だろwww
鮫島「余計な恥をかくことにならないといいですね」
和田「うん、お互いにね♪」
多分鮫島以外の視聴者は、ここですごーく不穏な空気を感じたんじゃないかと思うんですよ。
ってか和田社長は怒ってもいいと思うんですよ。鮫島のために山奥まで来ていろいろアドバイスしてくれたのに、そのアドバイスなんか何の役にも立たなかったぜ! とか言いきられたら、どんな温厚な人だってそりゃ怒るでしょうよ。
でもいい年した大人は、その怒りをそう簡単に表には出さないもんなんですよ。
だけど表に出さないってのは、決して「怒ってない」ってことじゃないんですよ。
せめて電話じゃなくて舞子秘書同席の元で会話だったら、不穏な気配感じてくれたんだろうけどな……!
――で、肝心のパーティー当日。
家康「遅いよ美咲ちゃん! 新人は待ち合わせ時間の一時間前に来るのが決まりだよ!」
秘書「そんな決まりはありません」
びしっとスーツで決めた三浦家康、待ち合わせ時間の一時間前には待機している男。
舞子秘書は付き添いでしょうか。質素なスーツなので、多分会場入りする気はなさそう。
で、肝心の美咲。黒いドレスがよく似合ってます。素敵ですねー。
でも足元がソックスだったのは何でだろう……そこはストッキングでは? 若い子の間ではそういうファッションが流行ってるのか?
ともあれ2人を会場に送り込むことができて舞子秘書はほっと一息。そんな彼女の目にとびこんできたのは!
秘書「…………」
女性二人を両脇にはべらせた和田社長、舞子秘書に一瞥もくれず会場入りです。
ってか一人は知らないけどもう一人は見覚えあるぞ。一話に出て来た95点さん(鮫島談)では?
和田秘書「別れたはずなんですけどね」
秘書「…………」
もしかして、パーティー同伴を断った舞子秘書にさりげなく復讐した? わざと見せつけた?
いつもだったら絶対軽い一言残すよね?
会場入りできない舞子秘書は外でもんもん。
そんな彼女の背後から、もう聞きなれてしまった声が――
和田「そんな顔しないでよ。断ったのは、君だよ?」
秘書「…………!」
何か言ってやろう、と振り向いたときには、その姿はもう見えず。
さすが和田社長、男女の駆け引きが鮫島などとはレベルが違いますな……!
確実に和田に心持ってかれてる舞子秘書ですが、気づいてあげて! 中で鮫島がさりげなくピンチなんです!
~~一方その頃~~
会場内では、ハートの強い男、三浦家康が和田社長に絡んでました。
三浦「もしかして和田社長っすか! 感激っす! 連絡先教えてもらってもいいっすか!」
和田「へー。君、鮫島くんのとこの子……へー」
鮫島も誰も気づいてないと思いますが、絶対この後の惨劇、最後の一押ししたの家康な気がするんですよねw
顔も知らない若造にいきなりなれなれしい口をきかれたら普通の人ならむっとするでしょうよw
ちなみに連絡先くださいなお願いは軽くスルーしてました。大人だ。
そんな家康は美咲にも空気読まず絡んでます。
三浦「見て見て、このお守り。社長がわざわざ、俺のために買ってきてくれたんだよ」
美咲「へえー……」
三浦「あの出張行きを決めるじゃんけんのときにね、絶対勝て、って!やっぱり社長は俺を買ってくれてるんだよ!」
美咲「……へえー……」
何でここに鮫島がいない!! さりげなくピンチになってるぞ!!
美咲もあえて家康本人には何も言いませんが、絶対心の中で不審に思ってたはずですよ。
だって鮫島は、このパーティーに美咲と家康連れてくるのを仕事、って言ってたわけで。
でも、あのとき家康がじゃんけんに勝ってたら、家康は出張に行ってたはずで。
絶対、それどういうこと? って思ってたはずなんですよね。
――なんてことになってるとは露知らず、戻ってきた鮫島と家康と美咲、3人でいるところに和田社長が近づいてきます。
その様子に気づいてさりげなく家康を「何か料理取ってこい」と追い払う鮫島。ここに家康がいてくれたらちょっとはマシな展開になったんだろうか?
和田「鮫島くんと柴山さんじゃないの。相変わらず、二人とも地味だねー」
鮫島「派手だったらいいというものではないと思いますが!」
派手な女性二人連れの和田と比べると、確かに鮫島と美咲の組み合わせって見た目地味な2人だよなと思ってしまった。でも鮫島にとっては、美咲以上に最高の女性はいないわけですから! 見た目だけゴージャスな女性なんて何の興味もないわけですから!
何とでも言え的な余裕ある態度を見せつけていーたーらー!
和田「よかったじゃないの鮫島くん。頑張った甲斐があったね」
美咲「え?」
和田「あれ、知らないの? このパーティーに女の子連れてくるために、君と付き合ったんだよ?」
鮫島「!!」
えええ和田っち、何言い出すの!!!
まさかの和田の裏切りに、鮫島驚愕、視聴者騒然。
和田の連れの95点さんまで「そういえば彼女ほしいって言ってましたねー!」とか追い打ちかけます。
いや和田の言うこと嘘じゃないけどね! 確かに、最初は和田をぎゃふんと言わせるために婚約してパーティーに連れてくってのが目的だったんだけどね!
でもそのうちそんなことどうでもよくなって! ただ美咲とおしゃべりがしたいだけだって頑張ってたの、和田社長だって知ってるでしょうに!!
とっさのことにうまいこと言葉が出てこない鮫島、そんな鮫島の姿に美咲、明らかなふくれっ面で背中向けてしまいます。
待ちなさい待ちなさい鮫島が追いかけても振り向きもしないって相当だな。周囲からめっちゃ見られてるし。
しかし、こういうとき、腕をつかむこともできない鮫島はへたれっていうか何て言うか……!
美咲「最低です」
会場を出たところでとどめの一撃、そのまま立ち去る美咲。
意気消沈して会場に戻れば、あれだけ楽しみにしていたダンスパーティーはすでに始まっていて、和田社長は95点さんと、そして何故か家康が、和田社長のもう一人の連れの女性と踊ってます。
鮫島「何でお前が踊ってるんだ」
家康「頼まれちゃいまして!」
和田「彼なら、鮫島くんと違ってつり合いも取れるしね♪」
三浦家康184センチ。鮫島との身長差約20センチは埋めがたい差です。
鮫島もいつもならこんなこと言われて黙って引き下がるなどありえないのですが、今は美咲が出て行ったショックで何も言う気力がないもよう。
そんな鮫島の手を取って踊りだしたのは多分70歳近い、今回のパーティー主催者である会長夫人。
会長「私がお相手じゃ不満?」
鮫島「……いえ……楽しいです……」
鮫ちゃん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
このパーティーのために鮫島がどれほど頑張ってきたかを考えたら、視聴者はかわいそうでかわいそうで仕方がない!
美咲もそんな怒らんでも! 鮫島が美咲を本気で好いてたのは、数々の奇行からわかるでしょうに!
和田社長も和田社長だ!! 鮫島の言動にむかついたのは理解できるけど、まさか土壇場で裏切らなくても!! 舞子秘書も傷つけるし! やっぱ悪い人なのかそうなのかー!!!
いろいろ衝撃的な展開の後に、物語は怒涛のラスト10分へ――!